「Travel cafe Backpackers(トラベルカフェバックパッカーズ)」(さいたま市大宮区大門町1)がJR大宮駅東口から徒歩1分の路地裏にオープンして約2カ月がたった。
店主の眞水絵里さんは、旅好きの元バックパッカー。過去にオーストラリアを1年半バックパッカーとして旅をした経験から、いろいろな国の人が話して交流できる場を作りたいとカフェを2月9日にオープンした。
2階建てで総席数は13席。自身で手掛けたという内装は、海外のゲストハウスをイメージし、1階は男女共に入りやすいスタイリッシュな雰囲気に、2階はゆったりとしたテーブルでくつろげるリビングのような空間になっている。壁紙や雑貨も、旅のような「非日常」を表現するため海外から取り寄せた輸入品だという。
ランチではテークアウトもできるトルティーヤのラップサンドを提供する。オーストラリアやメキシコ、ノルウェーなど、それぞれの国の味をトルティーヤでくるんだオリジナルメニュー。1番人気はオーストラリアテイストのオープンラップ「グダイ マイト」(1,200円)で、白身魚のフライやミックスグリーンなど5種の具材にタルタルソースを掛け、香ばしく焼き上げたトルティーヤに挟んでいる。
店主おすすめのドリンクは「チャイティー」(580円)で、インドで出会ったスパイス農家からオリジナルマサラを直接取り寄せて入れるという「こだわり」の一杯。フランス生まれの「ガトーショコラ」や「バスク地方のチーズケーキ」(各560円)は店内で焼き上げて提供する。今後は夜のバー営業も検討しているというカウンターには、自家製漬酒の「紅茶×焼酎」や「パイナップル×ウォッカ」(各500円)など、個性的な酒も並ぶ。
眞水さんは「常連さんも増えてきて、楽しくできている。海外の方も店名が気になり来店してくれる方がいる」と話す。「旅の雑誌も揃えているので、旅好きな方や、これから旅に出てみようかと考えている方にぜひきていただいて何かヒントになれば嬉しい」とも。今後の展望については、「お客さんに来てもらって、そこで新たな会話が生まれるようなコミュニケーションの場になれば」と笑顔で話す。
営業時間は、火曜~土曜=12時~21時、日曜・祝日=12時~18時。定休日=月曜・第3火曜。