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日高屋が創業の地名を冠した「大宮担々麺」 社長自ら商品開発の先頭に

赤いスープにニラや玉ねぎ、溶き卵が入った大宮担々麺

赤いスープにニラや玉ねぎ、溶き卵が入った大宮担々麺

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ラーメンチェーンの日高屋(本社 さいたま市大宮区大門町3、TEL 048-644-8447)が期間限定メニュー「大宮担々麺」を提供している。

日高屋大宮西口店店長の森さん(関連画像)

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 1973(昭和48)年に同社・神田正会長が中華料理「来々軒」をさいたま市大宮区宮町にオープン、現在は首都圏を中心に「日高屋」「来来軒」などの屋号で400店舗ほどを展開する。同メニューは塩味をベースに辛みそで味を付け、具材にひき肉、ニラ、玉ねぎ、ザーサイ、ニンニク、溶き卵を使ったピリ辛のラーメン。好みによって辛みそを追加し、さらに辛くすることもできる。4月1日より全店で提供しており、大宮以外の地域でも好評だという。

 同店では3月まで練りごまを使った「担担麺」を提供していたが、定番メニューの味をより良くリニューアルしようと高橋均社長自らが商品開発の先頭に立ち、他には無い味の担々麺を作り上げた。特にこだわった具材は社長の好物でもあるザーサイで、このメニューのためにイメージに合うものを探したという。

 同店がメニューに地名を冠するのは今回が初めて。経営企画部の綿貫喜幸さんは「社内ではかねて、創業の地である『大宮』を名前に付けたメニューを提供したいという思いがあった。このメニューには特に社長の思い入れがあり、満を持して『大宮』と冠したのだと思う」と明かす。同店1号店は大宮駅東口の南銀座通りにあり、現在も来来軒として営業している。「日高屋が大宮の企業だと知らない人も多いので、このメニューで大宮そのものもアピールできれば」と期待する。

 日高屋大宮西口店では、大宮担々麺に1日50食以上の注文がある。リピーターも多く、1回目はそのままで、2回目は辛みそを追加して味の違いを楽しむ人もいる。

 店長の森雅彦さんは「大宮担々麺は具材のバランスが良く、ニラ、玉ねぎ、ザーサイのシャキシャキと、溶き卵のふわふわとした食感がそれぞれ楽しめる。スープにしっかり味があるので、半ライスや半チャーハンにかけてもおいしい。スープにお酢を少し足し、味を変えても」と勧める。「意外とマイルドな味なので、辛そうな見た目にひるまず食べていただき、大宮担々麺のおいしさを知ってほしい。辛さが足りなければ途中で辛みその追加もできるので、店員までお声掛けいただければ」とも。

 1杯640円。販売終了時期は未定で、反響次第では定番メニュー化する可能性もある。

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