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大宮の鉄道博物館で「プラレール」60周年記念展 昔から現在の車両まで

1999年に発売されたプラレール40周年記念セット

1999年に発売されたプラレール40周年記念セット

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 プラレール60周年記念展「プラレール博物館 ~昭和・平成・そして令和へ プラレールの歴史~」が鉄道博物館(さいたま市大宮区大成町3)で開催されている。主催はタカラトミー。

架空の鉄道会社「プラレール鉄道」の未来の駅舎(関連画像)

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 「プラレール」は同社が販売する鉄道玩具。1959(昭和34)年に当時の最新素材だったプラスチックの玩具として発売された「プラスチック汽車・レールセット」が原型となっている。

 「プラレール」の歴史を紹介するコーナーではこれまでに発売された昔懐かしい形状の車両が展示されているほか、現在販売中の「プラレール」100点以上や新幹線変形ロボ「シンカリオン」シリーズが並べられたコーナー、「プラレール」ができるまでの過程をスケッチや試作品と共に紹介しているコーナーなどがある。

 企画を担当した同社プラレールマーケティング部の奥田さつきさんは「鉄道博物館とのコラボ展示では鉄道博物館に収蔵されている貴重な資料と『プラレール』の開発資料が並んだ状態で展示されている。この光景はここでしか見られない」と話す。

 開催期間中は、本館1階エントランス付近に「プラレール」の青いレールを用いて「E5系新幹線はやぶさ」の形を再現した幅約360センチの大型のプラレールジオラマも展示されている。

 「プラレール」のレールの規格は60年前の販売開始当時から一度も変更されていない。かつて祖父母が遊んだレールを使って、孫が最新型の車両を走らせることもできる。会場の一角に展示されている未来の駅舎を再現したジオラマには「親子3代それぞれに楽しんでもらいたい」という思いが込められている。未来の駅舎を走るオリジナル車両「レッドフライナー」は架空の鉄道会社「プラレール鉄道」が運行し、会社のロゴや社員のキャラクターまで細かく設定されている。

 奥田さんは「『プラレール鉄道』についてはプラレール公式サイトで詳しく紹介しているので、大人の方には、そのコンセプトも楽しんでいただきたい」と話す。

「鉄道博物館は特定の鉄道ファン以外にも多くの人が多く訪れる場所。夏休み期間中に訪れてくれた人が鉄道ファンになるきっかになれば」とも。

開館時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。9月1日まで。

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