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大宮の老舗料亭で「夏の泡祭り」 「香り」テーマに酒に合わせた料理を創作

素材とお酒のマリアージュを確認する作業を進める、店主の小田さん・板長の赤石さん・日本酒コーディネーターのてるじいさん

素材とお酒のマリアージュを確認する作業を進める、店主の小田さん・板長の赤石さん・日本酒コーディネーターのてるじいさん

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 大宮の老舗料亭「一の家」(さいたま市大宮区高鼻町2、TEL 048-644-0165)で8月10日~12日、「一の家 夏の泡祭り」が開催される。

庭園を眺めながら食事ができるイベント会場の大広間(関連画像)

 氷川神社参道脇、1885(明治18)年創業、約400坪の土地に立つ数寄屋造りの日本家屋の店内からは、手入れの行き届いた日本庭園が見渡せる。

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 昨年7月に先代から引き継ぎ5代目店主となった小田晋一朗さんは、年に1、2回のペースで全国各地の酒蔵を招き、料理とお酒のコラボを楽しむ「日本酒会」というイベントを開いている。毎回若い女性も多く参加があるという。

 以前からの知人で、小田さんが利き酒師の資格を取得するきっかけともなったてるじいさんが、フリーの日本酒コーディネーターとして独立したタイミングで、一緒にイベントを行うことを提案し、今回の企画が実現した。年間1万種類の利き酒を行い、コーディネーターとして各地でイベントを手掛けるてるじいさんだが、埼玉県でのイベントは初めてだという。

 小田さんと板長の赤石純一さんは、てるじいさんと共に、料理に使う一つ一つの素材とお酒の相性を丁寧にテイスティングし、メニューの打ち合わせを重ねている。料理に合うお酒を用意してきたこれまでの「日本酒会」とは異なり、お酒に合う料理を作り上げる。

 「香り」がテーマの今回の料理には、和食には珍しいハーブやスパイスも使う。赤石さんは「和食は古いというイメージを持たれがち。古き良き和食文化を残しながら、時代に合わせた新しい試みにもチャレンジしたい。今まで使ってこなかった食材やスパイスを取り入れたメニューを考える機会ともなり非常に勉強になる」と意気込む。

 イベント当日は、全6品の特別懐石コースとそれぞれの料理に合わせたスパークリング日本酒やクラフトビールを含めた飲み放題を提供する。会場となる、庭園の見える大広間は、畳と障子、温かみのある照明で洗練された和の雰囲気を味わえる。

 小田さんは「料亭というとどうしても敷居の高いイメージがあると思うが、もっといろいろな方に来ていただきたい。どういう店か知りたい方やこれまでタイミングが無かった方も、料亭体験・お酒体験のような気持ちで気軽に来てほしい」と呼び掛ける。

 てるじいさんは「お酒に詳しい方ももちろんだが、お酒が好きだけどそれほど詳しくない人にも来ていただきたい。一の家さんの料理を、この値段で食べられる機会を逃さず、多くの方に来ていただけたら」と呼び掛ける。

 開催時間は、1部=12時~14時、2部=15時~17時、3部=18時~20時(12日は2部まで)。完全予約の前金制。各回定員は15人で先着順。申し込みは電話(TEL 048-644-0165)またはメールで受け付ける。

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