普段は在宅ワークで働く女性たちによる親子向けイベント「夏休み×古民家ワクワクワークショップ」が8月23日、古民家の貸しスペースcocojoco(ココジョコ)(さいたま市大宮区堀の内町3)で行われた。
埼玉県在宅ワーク就業支援事業「在宅ワーカースキルアップ講座」で学んだ7人の女性たちが「もっと自分たちの強みやスキルを生かした働き方や今後の活動につなげていきたい」と、夏休み中の親子を対象に企画した同イベント。
同講座で習得したウェブ構築やデザイン、画像・動画編集の知識を生かして分担し、チラシや動画、ホームページを制作、SNSでも発信した。発起人の一人、中山望さんは「リモートワークで全て準備した。ひとりでは難しいことでも、皆で協力して達成できた」と話す。
同事業運営会社の「キャリア・マム」社長の堤香苗さんは「習得したスキルを地域活動に生かし、イベントを企画したと聞きうれしい。これからも女性がライフステージの変化に左右されない働きがいを在宅ワークで支えていきたい」と話す。
風鈴ペイント講座では、東浦和で「あとりえキッズ」を運営する駒津恵理さんと山田真理さんの指導で、江戸風鈴の技術を使って絵付けをしたほか、スイーツメモスタンド講座では、樹脂粘土の土台にデコパーツでアレンジ、スタンプでガーランド作り講座では、スタンプとクラフトパンチで作るティファニーブルーのフォトガーランドを作成した。
ひょうたんマラカス作り講座では、中山さんが育てたひょうたんに色付けし、電熱ペンで穴を開けて、中に豆や砂をいれて音を調整した。上尾市から子ども2人と参加した母親は「ひょうたんを使った工作は初めて見た。とても面白かった。オブジェとしても楽しめそう」と話す。
中山さんは「働くことを諦めず多様な生き方にチャレンジする思いを大切にして今後も続けていきたい」と意欲を見せる。