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大宮でさいたまゆかりの劇団「どくんご」公演 テント型の劇場で全国巡り35年 

一度見たらもう一度みたくなる旅するテント劇団「どくんご」(撮影:谷山愛)

一度見たらもう一度みたくなる旅するテント劇団「どくんご」(撮影:谷山愛)

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 大宮駅西口桜木駐車場(さいたま市大宮区桜木町3)で9月20日から、旅するテント劇団「どくんご」が「誓いはスカーレットΘ(シータ)」大宮公演を行う。

通称「犬小屋」のテント劇場(撮影:谷山愛)

 「サーカスのような芝居。ストーリーは決まっておらず、オムニバス形式のコメディー劇というのが一番近いイメージ。とにかく見て感じてもらうしかない。一度見ると中毒性があるのでまた見たくなる」と大宮公演の運営を手伝う谷居早智世さんが説明する個性的な演劇を行う同劇団。

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 テント型の劇場(通称=犬小屋)を持ち歩き、各地の公園・駐車場・神社・空地で上演する。今年は4月28日の福岡県・八女での公演を皮切りに全国35カ所、70公演を行い、11月25日に鹿児島で最終公演を行う。大宮での公演は2年ぶり2回目となる。

劇団のゆかりはさいたまにある。埼玉大学・衛生短期大学演劇研究会を母体とし、1983年に発足。「テント」「野外」を軸に、埼玉や東京で公演を行い、全国に飛び出しツアーを始めた。2009年1月、拠点を浦和から鹿児島県出水市上場高原に移転、以来、鹿児島を拠点に全国ツアーを行っている。

 全国各地で上演の準備や受け入れの調整は、同劇団の劇を見てファンになった人、知人などが行っている。公演場所の確保、チケットの販売などを担当するほか、テント内外でガーデンマーケット、芝居、コンサートなど合わせてイベントを行う場所もあるという。埼玉で受け入れをしている谷居早智世さんは「1993年に埼玉で『どくんご』の公演を見て衝撃を受けた。毎年自分が見たくて運営の手伝いを続けている」と話す。

今年のツアーは、メンバーのひとりが体調を崩し公演が危ぶまれたという。谷居さんは「来年のツアーは休みと聞いている。どうしようかと迷っている人は今年絶対に見に来てほしい。雨天でも屋根の下で観劇できるので安心して来ていただけたら」と呼び掛ける。

 幕あいは開催地にゆかりのある人がゲスト参加し、芝居、歌、ダンス、舞踏、パフォーマンスなどを披露する。20日は、ダンスアーティストの新井英夫さんのパフォーマンス、21日は「彩星学舎」が朗読劇、23日は劇団サードクォーターが劇、24日は秋ヶ瀬フェスのメンバーが音楽を披露するほか、19日には前夜祭として「ダンスとアコーディオンの夕べ」を開催。野口体操や太極拳を取り入れたダンスで、カナダやアメリカでも公演を行う長内真理さん、仙台を中心に舞踏公演をしている西瓜さん、埼玉の音楽家100人の1人でさいたま市在住のアコーディオン奏者・熊坂路得子さんが出演する。

 21・23日の11時~18時30分までアートマーケット「どくんごご縁市」を会場で同時開催。陶芸体験のワークショップや、アクセサリー、布小物、人形、和雑貨などの店が出店。スペインフードとアルコール、天然酵母パン、タピオカドリンクなどの軽食もあり、老若男女が楽しめる。谷居さんは「観劇しない人でもふらっと寄っていただき公演の雰囲気を味わってもらいたくて、今年初めて企画した。入りにくいと思わず半歩踏み出して」と話す。

 18時30分開場、19時開演。今月24日まで(22日は休演)。チケットは、大人・前売り=3,000円(当日=3,500円)、中高生(前売り・当日共通)=1500円、小学生(同)=500円、未就学児=お気持ち。問い合わせはTEL 080-6721-6858。

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