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大宮で献血協力呼び掛け「献血は不要不急ではない」 外出自粛影響で協力者減

大宮駅前で献血の協力を呼び掛ける献血ルームのスタッフ

大宮駅前で献血の協力を呼び掛ける献血ルームのスタッフ

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 外出自粛の影響で献血協力者が減っている中、大宮献血ルームウエスト(さいたま市大宮区桜木町2)の所長らが5月21日、大宮駅周辺で献血を呼び掛けた。

献血の協力を呼び掛ける献血ルームのスタッフ

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 新型コロナウイルス感染拡大防止のため外出自粛要請が続く中、特に5月以降、必要な献血人数に対して、献血協力者数が下回る日が続いているという。400ミリリットル献血では、5月1日~20日の間で、計画比で90%、812人分必要数より下回っているという。

 埼玉県赤十字血液センター(さいたま市見沼区)の須永翼さんは「現時点では安定供給可能な輸血用血液製剤の在庫を保有しているが、今後もこのペースでご協力者数が減少していくと、安定供給に影響を及ぼす可能性がある。厳しい状況」と懸念する。

 献血は、政府の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」において、医療体制の維持に不可欠なものとされているため、献血へのご協力は「不要不急の外出」には当たらない。

 同献血ルーム長の新井浩さんは「県内の医療機関で必要とされている血液量を安定的に確保するためには、1日700名以上の協力が必要。皆さんの血液で助かる命がある。必要とする患者さんのために、皆さまのお住まいの地域や地元にある大宮献血ルームウエストでご予約の上、献血へのご協力いただけたら」と呼び掛ける。

 同献血ルームでは現在、ネスレ日本から寄贈されたご当地キットカットを配布している(在庫がなくなり次第終了)。

 受付時間は成分献血=9時45分~17時、400・200ミリリットル=9時45分~18時30分。献血する人以外の会場への同行は極力控え、マスクの着用を呼び掛けている。

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