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大宮の刀剣店が「さいたま刀剣市」 古刀から現代刀まで100振、重要刀剣展示も

日本刀を持つ店主の久津間さん

日本刀を持つ店主の久津間さん

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 刀剣販売を手掛ける「あさひ刀剣」が11月27~29日、「さいたま刀剣市」を「貸会議室6F」(さいたま市大宮区宮町1)で開催する。

店内には常時70振の刀剣が並ぶ

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 2017(平成29)年2月にオープンした同店(さいたま市大宮区宮町2)。以前はネット販売を中心に行っていたが、先代店主が「日本刀を実際に手に触れて感触や輝きを楽しんでほしい」と多くの人に来てもらえるようターミナル駅である大宮駅近くに店舗を構え、現店主の久津間俊平さんが、先代である父親から引き継ぎ経営している。店は、大宮駅東口から徒歩約5分。アートギャラリーのような店構えで「始めてでも入りやすいよう、明るい雰囲気にしている」という。

 同店では店主と鑑定家の元、真偽が定かな上、厳選した作品のみを扱う。店内に常時70本ほどの日本刀を展示しているほか、定期的に刀剣の勉強会も行っている。

 同市は、美術刀剣松本(千葉県)と共同で行い、2019年11月に続き2回目。古刀から新刀、新々刀、現代刀まで100振以上の日本刀や鐔(つば)、小柄(こづか)、笄(こうがい)、目貫(めぬき)など室町時代から江戸時代の刀装具が展示される。久津間さんは「前回の展示から大きく入れ替わっているので、前回いらした方にも楽しんでいただける」と話す。

 特別展示として、重要刀剣の太刀・銘「一」、短刀・銘「来国光」が展示される。公益財団法人日本美術刀剣保存協会が「国認定の重要美術品に準ずる」と判断した刀剣で、「一」は鎌倉時代から戦国時代最末期まで日本刀の一大産地として繁栄した備前刀の内の一つの流派であり、「来国光」は鎌倉時代に京都で活躍した来一派の代表とも言える刀工という。

 実際に刀剣に触れることも可能で、初めての人には取り扱い方もレクチャーする。久津間さんは「刀剣はマナーさえ守ればどなたでも手に取って楽しむことができる日本の文化財。画面越しでは味わえない面白さもたくさんあるので、ぜひ本物を見に来ていただけたら」と呼び掛ける。

 開催時間は10時~17時。入場無料。

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