さいたま桃月園キャンプ場(さいたま市西区西遊馬)が2022年1月、サウナパークをオープンする。
空調・電気工事を主軸とした事業を行っている才木工業(さいたま市桜区)が6月1日にオープンした同キャンプ場。才木圭社長が新型コロナ禍を一つのきっかけに事業の多角化を計画する中、アウトドアを楽しめる場所を作りたいと土地を探していたところ、乗馬クラブの跡地だった荒川土手沿いの現在の場所が見つかったという。大宮駅からJR川越線で3駅の指扇駅から徒歩17分という立地に即決し、1週間後にプレオープン、1カ月後に正式オープンした。本業のノウハウも生かし手作りでキャンプ場および併設の古民家カフェを運営している。
「近場でアウトドアを楽しめる場所を」という狙い通り、来場者は仕事帰り、ソロキャンプ、家族連れなど、週末だけでなく平日も気軽にキャンプを楽しんでいるほか、荒川サイクリングロード利用者の立ち寄り場所にもなっているという。場内は柵で区切られた区画や水洗トイレ・シャワー室を備え、女性や家族連れでも利用しやすいよう配慮されている。
同社企画運営担当の真田貴規さんは「これまでたき火交流会や女性指導者を招いた女性限定キャンプなどのイベントを行ってきた。これからも来場者が楽しめるコンテンツを企画・提供していきたい」と話す。
今回、「アウトドアのテーマパーク」を目指し、キャンプと合わせて楽しめるサウナパークの建設を決めた。3棟のサウナ(オープン時点では2棟を予定)、外気浴ができるウッドデッキ、施設内の井戸から汲み上げる天然水を使う水風呂などを設置する予定で、場内にあった古い馬小屋を取り壊し、準備を進めている。
現在、クラウドファンディングで資金を募っている。サウナストーブや建設材料の購入、整備・各種工事などの費用に充てる。リターンには、オリジナルグッズやサウナ回数券、古民家カフェランチ付き利用券、スポンサープランなどを用意する。11月7日まで。