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さいたまに大型スケートボードパーク 「世界に羽ばたく選手輩出」目指す

店長の山本祐毅さんはスクール講師も務める 

店長の山本祐毅さんはスクール講師も務める 

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 スケートボードやBMXが楽しめる屋外施設「POSSIBILITY PARK(ポッシビリティ パーク)」(さいたま市見沼区小深作)が10月2日、オープンした。

基本的なテクニックから難易度の高いトリック(技)まで練習できる

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 初心者が挑戦しやすい平たんなコースや緩やかなセクションから、中・上級者がさまざまなトリック(技)を楽しめる深さのあるプールボウルやステア(階段)・レールまで幅広く用意されている同施設。2020年11月に着工し、2021年5月からクラウドファンディングで協力を呼び掛け、およそ2カ月間で集まった270万円を超える支援を得て完成に至った。山本祐毅店長は「目標額を大幅に超える結果となり、この地に施設を求めるニーズがあると手応えを感じた」と話す。

 「スケートボードやBMXを楽しむ人々がいる一方で、さいたま市は専用の施設が豊富だとはいいがたい状況だったため、周りでは都内のスクールや施設に通う人も多かった。身近に充実したパークを整備し、移動の負担なく、手軽に練習ができる環境を目指した」とも。「上級者がたくさんいると初心者は気後れしがちだが、当パークは屋外で開放感もあり面積も広いので、周囲の目を気にせず自分のペースで伸び伸び滑ってもらいやすいのでは。元々、技の難易度だけではなく、滑りの癖や個性を互いに認め合うスポーツなので、気軽に足を運んでほしい」と呼び掛ける。

 スケートボード利用は、使用料(1日=一般1,000円、学生500円、未就学児無料)を支払えば、同日中なら再入場も可能。手ぶらで入場し、スケートボード、プロテクター、ヘルメットをまとめてレンタルすることもできる(1日=1,000円)。スクールは月謝制の定期コース(月曜・水曜・木曜・金曜、16時15分~または18時~の各90分、月額=7,800円)のほか、参加を希望するタイミングでその都度予約するビジタースクール(土曜・日曜・祝日、9時30分~11時)も開講する。BMX利用は客が所有しているバイクを持ち込めば、パーク内での乗車が可能(条件・定員あり)。今後はBMXのスクールなども開講予定という。

 山本さんは「地域に理解され愛されるパークへと育てつつ、いつか世界に羽ばたくようなスクール生や、スケーターが憧れる選手を輩出できたら」と意気込む。「スケートボーダーというと時にやんちゃなイメージを持たれることもあるので、スクール生には『ルールを守って真面目に滑ることこそがかっこいい』という価値観をしっかり伝えていきたい」とも。

 営業時間は11時~20時。

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