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大宮のシェアキッチンに「今日のできごと」 カレーとコーヒーで週2日営業

店主の緑川さんとスタッフの石澤さん

店主の緑川さんとスタッフの石澤さん

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 大宮・氷川参道沿いのシェアキッチンで5月14日、カレーとコーヒーの店「今日のできごと」(さいたま市大宮区大門町3)が営業を始めた。

2種のカレーを1皿に盛った「あいがけカレー」(1,200円)

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 長年カフェに勤務した後、イタリアンバルなど飲食店2店で調理と接客を務める緑川俊哉さんが「自分の店」として開いた同店。緑川さんが「元々好きだったコーヒーと何か他のメニューを組み合わせて提供できる店を持ちたい」と考えていたところ、友人の石澤李吏さんが趣味で作り続けていたカレーをメニューにすることを提案され、今年初め、開業に向けて動き出した。

 「いきなり独立するには資金面も経験値もハードルが高い」と考えた緑川さんと石澤さんは、本業と並行するのを前提にシェアキッチンを探し、「CLOCK KITCHEN(クロックキッチン)氷川参道店」で週2日営業することを選択。店名には「お客さまが振り返る一日に、店での時間やメニューが彩りを加えられたら」という思いを込めたという。

 自家製ピクルスや塩昆布を添えたカレープレート「できごとバターチキン」「できごとポークキーマ」(以上1,000円)、2種類のカレーを1皿に盛った「あいがけカレー」(1,200円)を提供する。緑川さんは「カレーは食感などにもこだわりながら何度も試作を重ねた。誰にでも食べやすいよう、スパイスの香りは大切にしつつ、辛みは抑え、優しい味を目指した」と話す。「カレーは、全て違う皿を使って提供している。同じ一日は二度とないのと同じように、繰り返し店に来てもらっても唯一の一皿として楽しんでほしいという思いを込めた」とも。

 カレーのほか、上尾のコーヒー豆店の豆を使った「ハンドドリップコーヒー」や「ビール」(以上500円)、「ウーロン茶」(300円)などのドリンクメニュー、数量限定の「日替わり気まぐれスイーツ」(450円)も提供する。スイーツ以外はテイクアウトにも対応する。

 緑川さんは「男性の1人客がカウンター席で過ごしたり、近所の女性が休憩を兼ねてビールを1杯楽しんだりと、早速、さまざまなお客さまに立ち寄っていただけている」とほほ笑む。「今後は営業日を増やしつつ、季節のカレーなどを少しずつ増やして変化を加えていけたら」と意気込む。

 営業は水曜・土曜の10時~14時。

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