陸上競技体験イベント「SIGNALストリート」が3月4日、たまアリタウンけやきひろば(さいたま市中央区新都心)で開催された。
「陸上をエンターテインメントに」をコンセプトに活動するTAKEOVERの社長で、陸上ユーチューバー「ケンちゃん」としても活動する大貫健太さんが、幅広い世代に陸上競技の魅力を伝える目的で始めた同イベント。埼玉初開催となった今回は、子育て支援フリースペース「しばふハウス」(中央区本町)との共同主催で、小学生を対象とした駆けっこ教室と誰でも参加できる50メートル走のタイム計測会を行った。
駆けっこ教室では、屋外60メートル日本記録保持者の川面聡大選手が講師を務め、ウオーミングアップの方法や体の使い方、腕の振り方などを40分にわたり指導。参加した子どもたちが走り方の変化を実感できるよう、最後に50メートル走のタイムを計測した。駆けっこ教室に参加した小学3年生の原大也くんは「50メートル走の自己ベストタイムを更新できた。楽しかったので、またやってほしい」と話していた。
50メートル走タイム計測会では、実際の競技にも使う電子計測器を使用。子どもから大人まで幅広い世代の約450人がタイム計測に参加し、観戦者を含めると来場者数は1000人を超えたという。タイムラインキング上位者によるトーナメント戦も行われ、トップ走者による迫力の走りに歓声が上がった。
「しばふハウス」代表の三尾新さんは「参加した子どもたちの笑顔を見ると、今回のイベントを通して、走ることの楽しさを少しでも伝えることができたと思う。これからも、参加者が笑顔になれるようなイベントを企画していきたい」と話す。