絵画展「color the genes(カラー ザ ジーン)」が現在、「おうちカフェタマコチ」(さいたま市岩槻区東町2 TEL 048-756-1633)で開催されている。
展示するのはイラストレーターのUPAさんこと藤井麻貴さんと8歳の娘のRIYOさんの作品。壁面にUPAさんの作品16点とRIYOさんの作品2点を展示し、ファイルにまとめられたRIYOさんの最近の作品も見ることができる。UPAさんは岩槻在住で、同カフェでポストカードなどの委託販売などを行っていたが、同店の店主から「親子展示をやってみては」と声をかけてもらい展示会が実現したという。
子どもの頃から絵を描くのが好きだというUPAさん。学生時代は画集を読み込んだり、模写したりするなどして、独学で絵の勉強をしていた。特に生き物を描くのが好きで、現在は都内や地元岩槻のイベントなどで自作の絵のグッズ販売などを行っている。今回はハルキゲニアやカメロケラスやカンブロパキコーペといった古代生物の絵や、自信の名前の由来にもなっているウーパールーパー、さらに空想上の生き物などの絵を展示している。
RIYOさんは爬虫(はちゅう)類、中でも特にカエルが好きで、天気のいい日は一日網を持って外で生き物を探しており、夜は帰ってきて寝る直前まで絵を描いているという。MOA美術館の児童部門で銀賞を取ったこともあり、その時の受賞作品も会場に飾っている。
UPAさんは「娘に絵を教えたりはしていない。家でも互いに別々に絵を描いており、できたら見せ合うことはあるが、指導することはない」と話す。「自分の絵も見てほしいが、親心かもしれないが、娘から出てくる世界が面白いので、それをぜひ見てほしい。私自身が娘の絵のファンでもあり、今後も無理なくこういう場所を作っていければ」とも。
営業時間は11時~18時。水曜・日曜定休。鑑賞には同店での飲食利用が必要。8月31日まで。