子ども食堂のオープンデータを利用した「アイデアソン&ハッカソン」が9月2日・3日、大宮エムズスクエア(さいたま市大宮区桜木町1)で開催される。主催は全国こども食堂支援センター・むすびえ。
2022年に宜野湾市で地域課題の解決アイデアについてのハッカソンが行われた時の様子
オープンデータとは、行政機関が保有するデータのうちインターネット等を通じて国民誰でも容易に利用できるよう公開されたデータのこと。「アイデアソン」は、新たなアイデアの創出を目的としたプログラムやイベントで、「ハッカソン」は、新しい技術製品や課題への解決策を構築するために行われるプログラムやイベント。
埼玉県は、全国で初めて子ども食堂情報をオープンデータ化し、オープンデータ活用の促進に積極的であることから今回の企画が実現した。今回のイベントでは、子ども食堂のオープンデータを使ってどんなことができるか、さまざまなアイデアを出し合いアプリなどを作る。同センターのインフラ化促進プロジェクトリーダー寺田佳織さんは「子ども食堂のオープンデータを使ったアイデアソン・ハッカソンは全国初だと思う」と話す。
イベントは2日間にわたり行われ、1日目は「アイデアソン」として、子ども食堂運営で困っていることや実現したいことのアイデアを出し合い、実現したいものを決定する。2日目は、「ハッカソン」として、前日に選んだアイデアを具体化するためにプログラミングやデザイン、子ども食堂の運営経験など参加者それぞれの得意なスキルを生かして、プロトタイプ(試作品)を作り、最後に発表する。
寺田さんは「コンピューターやプログラミングに詳しくなくても参加できる。さまざまな人が参加することで、より良いアイデアが生まれ、地域密着型の新サービスや地域課題を解決するヒントが見つけられる。アイデアソン、ハッカソン初参加の方も歓迎。子ども食堂に携わる方、子どもの支援や地域課題解決に関心がある方、プログラミングに関心のある学生等、気軽に参加してもらえたら」と呼びかける。
開催時間は、2日=12時~17時、3日=9時~16時。定員30人。対象は小学校高学年以上で2日間ともに参加できる人。要事前申込み。