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与野の「路地裏ガレージマーケット」が400回 小商い始めるきっかけに

代表の「旅商人珈琲焙煎所」横山拓さんと「旅商人茶屋」原亮章さん

代表の「旅商人珈琲焙煎所」横山拓さんと「旅商人茶屋」原亮章さん

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 「路地裏Garage Market(ガレージマーケット)」(さいたま市中央区鈴谷7)が10月1日、日曜開催400回目を迎えた。代表は旅商人珈琲(コーヒー)焙煎(ばいせん)所の横山拓さん。

全身網タイツのシャンソン歌手、蜂鳥あみ太=4号とアコーディオン田村賢太郎のライブ

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 横山さんが、日本一周の旅で出会った仲間と2014(平成26)年に立ち上げた同マーケット。5店~15店ほどの店が入れ替わり出店している。野菜、クラフト作品、雑貨、リラクセーション、占いなどさまざまなジャンルの出店がある。2014(平成26)年のスタート時は隔週日曜のみの開催だったが、2020年からは水曜~日曜の週5日、開いている。

 当日は創作スパイスカレー「世界アトミ食堂」、地元のパン店「シエルヴァンメール」、モロッコ雑貨を扱う「little fatima(リトル ファティマ)」など、同マーケットとゆかりのある12店が出店。同マーケット最多出演だという全身網タイツのシャンソン歌手「蜂鳥あみ太=4号」の投げ銭ライブも行われ、400回目を盛り上げた。

 立ち上げメンバーで共同代表を務める「旅商人茶屋」の原亮章さんは「間口が広く、ハードルが低いのがマーケットの特徴。お客さまと縁ができ、次回の出店者になることもある。何かを始めるきっかけになってもらえたら」と話す。「キッズスペースやリラクセーションスペースなどもあるので、家族でも来てほしい」とも。そろばんサークルを月2回開く千田はるかさんは「誰かの小さな『やりたい』があちらこちらに転がっている場所」と話す。

 数年前から何度も足を運んでいるという中央区在住の40代女性は、『碧色ぶれいく』を目当てに来店したという。「ここは家族でのんびりした時間を過ごせる場所。駄菓子屋を出店したことがあり、また計画もしている」と話す。

 横山さんは「このマーケットは地域のシンボルだと言ってくれる人もいる。来年で10周年になる。楽しい企画やこだわりの出店で、笑顔あふれる場所を守り続けていきたい」と意気込む。

 開催は水曜~日曜の11時~17時。

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