公共空間利活用の社会実験が11月23日、大宮駅東口で行われる。主催はまちづくりスクール「ストリートデザインスクール」。
アーバンデザインセンター大宮(UDCO)が主催する同スクールの受講生11人が行う同プログラム。8月に開校した同スクールで3カ月間にわたり学んだことを生かし、「再開発ビル前の歩行者空間を活用した中山道沿いの広域ネットワーク構築」「駅周辺暫定空き地と周辺街路一体利活用による環境改善と街路文化の創出」の2つの社会実験を行う。
同スクールでは、大宮在住・大宮勤務の人を中心とした個人事業主、学生など、幅広い所属と世代からの参加者が公共空間の利活用について学んだ。最後の実践カリキュラムとして同プログラムを企画・運営する。
大宮門街(さいたま市大宮区大門町2)前の歩道部分では、歩行者空間の利活用として社会実験「Nakasendo Chrono Market ~中山道沿線の歴史をつなぐマーケット~」を行う。旧中山道沿いで市(マーケット)文化が盛んなことに着目し、大宮で蚤(のみ)の市を開くことで市民ネットワークを築く社会実験を行う。同地域にあるアンティークショップ、古着店、大宮に関わりのある個人、12店が出店する。
大栄橋周辺暫定空地(大宮区錦町)では、社会実験「BACKSTREET(DANCE)PARK ~ダンスによるバックストリートのアクティブ化~」を行う。路上に線を引いてステージとし、近隣のダンススクールから8組のダンスチームがダンスを、大宮付近を拠点に活動するフリースタイルバスケットボーラー1組がバスケパフォーマンスを披露する。
UDCOの高橋卓さんは「11人の受講生が大宮門街前歩道部と線路端暫定空地の2カ所を舞台に、実際にプロジェクトを仕掛けながらストリートの課題解決と価値創出を目指してきた成果を路上で発表する。大宮へ来ていただけたら」と呼びかける。
開催時間は11時~16時。天候により11月26日に延期する。