子どもと遊びをテーマにしたセミナー「子どもが主役の育ちと学び~『遊び』こそ『学び』の必須アイテムだ!~」が3月10日、「岩槻駅東口コミュニティセンター」(さいたま市岩槻区本町3)で開催される。
主催は子どもたちがのびのび遊べるまちを考えて活動しているNPO法人「たねの会」。2003(平成15)年に活動を始め、子どもたちが自由な発想で遊び、作り上げていく遊び場であるプレイパークの運営や普及に取り組んでいる。さいたま市子ども家庭総合センター「あいぱれっと」の屋外部分で「冒険はらっぱプレイパーク」を運営しており、2023年9月からはフリースクールくるーず(岩槻区)も運営。
同団体理事で、フリースクールスタッフの佐藤信一さんは「現在、不登校の児童生徒が全国で過去最多の約30万人。そうした中で子どもの『学び』『育ち』における環境作りや子ども主体の教育はどのように実現できるのかについて学ぶことを目的に今回のセミナーを企画した」と話す。講師は東京大学名誉教授で日本保育学会会長・白梅学園大学名誉学長も務める汐見稔幸さん。教育学、教育人間学、保育学、育児学で多数の著書があり、NHK Eテレ「すくすく子育て」にも出演している。
佐藤さんは「社会全体で当事者である子ども自身が主役となる育ちと学びの環境作りが急務。私たち大人側は何を大切にしていけばいいのかを、汐見さんの話を聞いて考えることができれば。子どもが主役の育ちと学びを実現するため、たくさんの具体的なヒントをもらえるセミナー。子どもと何らかの形でで関わりを持っている全ての人に参加してほしい」と呼びかける。
開催時間は9時45分~11時45分(9時30分開場)。参加費は1,000円(17歳以下無料)。参加者はアーカイブ動画の視聴も可能。