
地域活性化を目指した創業支援講座「岩槻リノベ塾」が9月21日から、岩槻駅東口コミュニティセンター(さいたま市岩槻区本町3)などで開催される。主催はさいたま市。
「岩槻リノベ塾」は遊休不動産や公共空間などの地域資源を活用し、新たな事業が連鎖的に生まれる環境を整えることを目的に市が企画した連続講座。岩槻で創業した人や、他地域でまちと関わりながら事業を進める実践者を講師に迎え、創業ビジョンの描き方や事業収支計画を学ぶ。後半は参加者が自身の創業プランを発表し、受講生同士や講師からの意見交換を通じて計画をブラッシュアップするなどの実践的な講座内容となっている。受講無料。定員は15人程度で、開講は全5回。要事前申し込み。
講座に先立ち、講演会「にぎわいで終わらせない! ~暮らしとしごとが育つまちへ~」を8月23日に同センターで開く。講演会では「銭湯ぐらし」社長の加藤優一さんが、銭湯という場を拠点に人や暮らしをつなぐ実践を進めてきた経験から、空き家再生や地域拠点づくりの可能性を話す。
続くトークセッションでは、加藤さんに加え、大宮から「AMP/PAM」の伊藤孝仁さん、岩槻から「アーキリンクス」の内野巧也さん、春日部から「三輪興産」の三輪祐子さんをゲストとして招き、それぞれ地域資源を活用した取り組みを実践するゲストと共に各地域の取り組みや今後の展望を話す。
同講座を担当するさいたま市未来都市推進部の塩澤育さんは「岩槻での創業に関心のある方やまちづくりに参画したい人にぜひ参加してほしい。創業を検討していない人でも、地域資源の新たな可能性を知ってもらいたいので、まずは講演会に足を運んでもらえたら」と呼びかける。
開催時間は15時30分~。参加無料。申し込み不要。