見る・遊ぶ

アマチュアサッカーのトップを目指す「さいたまSC」の新たなる挑戦-ホーム開幕は13日

7年ぶりに埼玉県代表として天皇杯出場を決めた「さいたまSC」

7年ぶりに埼玉県代表として天皇杯出場を決めた「さいたまSC」

  • 0

  •  

 昨年、アマチュアサッカーのトップリーグであるJFL入りを目指すことを表明した「さいたまサッカークラブ(さいたまSC)」がNPO法人の認証と、天皇杯埼玉県代表獲得など、新たな一歩を踏み出した。

2014シーズンのユニフォーム

[広告]

 同クラブは、今年で創部61年を迎える埼玉県内の古豪。1953(昭和28)年に埼玉県内の教員を中心にした「埼玉教員サッカークラブ」として設立され、これまで国体・教員の部で9回、関東リーグ1部で4回の優勝を誇る。現在は関東リーグ1部に在籍しているが、昨年10月にアマチュアリーグの最高峰であるJFL参入を目指し、組織や環境の整備を進めることを表明していた。

 法人認証を受けたことについて、松沢喜久夫理事長は「これまでは任意団体だったが、法人認証を得たことで組織基盤を固める一歩になると同時に、社会的責任を負うことにもなる。組織としてはこれからが本当のスタート。選手もスタッフも、サッカーをするだけではなく、もっと地域に何を貢献できるか考え行動しなければならない」と決意を語った。

 「チームがJFLという目標を設定したこと、法人認証を得たことで、選手の意識も変わりつつある」と副主将の青木克選手。主将の甲能光選手も「皆さんのサポートで、こうした環境にいられることを感謝。結果で応えていきたい」と意気込む。こうした意識変革は、さっそく結果にも表れている。3月30日に行われた「平成26年度彩の国カップ 第19回埼玉県サッカー選手権大会」では、東京国際大学をPK戦の末に破り、7年ぶりに天皇杯埼玉県代表の座を手にした。秋山監督は「例年なら途中で負けていたが、選手の中で意識が変わったことが結果に結びついた」と効果を強調した。

 6日からは、所属する関東リーグ1部の戦いが始まっている。ホーム開幕となるエリース東京戦は秋葉の森総合公園サッカー場で4月13日13時キックオフ。入場無料。クラブでは、公共交通機関を利用した来場を呼び掛けている。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース