さいたまスタジアム2002で「はたらく自動車」展-交通安全体験車も

安全体験車「サイトくん」のシートベルトの強度体験で、逆さになってみる来場者

安全体験車「サイトくん」のシートベルトの強度体験で、逆さになってみる来場者

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 さいたまスタジアム2002で11月15日、「はたらく自動車inさいたまスタジアム」が開催され、約8000人が大小さまざまな働く車を楽しんだ。主催は埼玉県トラック協会。

人気の安全体験車「サイトくん」

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 昨年まで上尾のさいたま水上公園で開催されていた同イベント。会場となっていた駐車場にアイスアリーナが建設されたため、同スタジアムの東駐車場に会場を移しての開催となった。

 特に人気が高かったのは今年リニューアルし、新しい機器も搭載された交通安全体験車「サイトくん」。シートベルトをした状態で逆さになり、ベルトの強度を実感できる体験や、衝撃でエアバッグが出てくる体験など、さまざまな「学習型体験機器」を搭載する。体験した親子連れは、目を丸くしながら「なぜそのような仕組みになっているの?」「どういう時に動くの?」などと質問していた。

 会場では埼玉県内の小学生を対象とした「第11回こんなトラックあったらいいな、児童絵画作品コンクール」の入賞作品の展示、表彰も行われた。5975人の応募の中から、高学年の部で埼玉県知事賞を受賞した山田拓実さんは「夏休みの課題として作成した。絵は得意なので、賞がもらえてうれしい」と受賞を喜んだ。

 会場ではほかにも、ミキサー車、タンクローリー、フォークリフトなどの大型車両、パトカーや消防車を展示。ショベルカーの操縦や白バイの体験乗車など、大型車両や特殊車両を「見て触って体験」するコーナーが設けられ、多くの来場者でにぎわった。

 同協会会長の鳥居伸雄さんは「大型車両は危険、怖いと思われがちだが、われわれは毎朝のドライバーの体調管理や定期的な研修会で、安全のために日々努力している。今日のようなイベントを通じ、子どもたちにも大型車両に親しんでもらうとともに、交通安全の意識をより高めてもらえれば」と話した。

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