大宮図書館(大宮区高鼻町2、TEL 048-643-3701)2階こども室で現在、小学生を対象にした企画「おすすめ本カプセルくじ」を行っている。
図書館職員と一緒に、真剣なまなざしでおすすめされた本を選ぶ女子児童
子どもたちに読書のきっかけや、読書の楽しみを知ってもらおうと行っている同企画は、昨年夏に引き続き今回で2回目。
自分が読んで、面白かったり、心に残ったりしたお薦め本の題名を紹介カードに記入してから、ガチャガチャを回すことができる。出てきたカプセルには、ほかの人からのお薦め本が書かれた紙が入っているほか、図書館職員が用意した「おまけ」も入っている。紙には低学年・中学年・高学年向けに3冊書いてあり、職員から手渡しされた本を見て、気に入れば館内で読んだり、借りたりすることができる。自分が書いた紹介カードは、職員の手によってカプセルの中に入れられ、ほかの人に紹介される仕組み。
ガチャガチャは職員や外部サポーターらによる手作りで、折り紙で作った門松や鏡餅で装飾し、手で回す部分はペットボトルを利用している。同館職員の田部光一さんは「おまけの中身はそれぞれ違っている。開けてからのお楽しみ」と話す。図書館の利用者カードがなくてもガチャガチャは回すことができる。
市内在住の小学4年生の女子児童は、紹介カードを記入してガチャガチャを回し、「にんきもののひけつ」という本を選んだ。「読んだことがなく、面白そう」と話し、椅子に座って読み進めていた。
開館時間は9時~20時(子ども室は18時)。同企画は1月15日まで。11日は休館。