さいたま市立大宮西高校(大宮区三橋4)の新聞部が、全国高校新聞年間紙面審査賞で優良賞を受賞し、7月31日から宮城県で行われた「第41回全国高等学校総合文化祭」で表彰された。
同審査は、高等学校の新聞部を対象に1年間の活動を総合評価するもので、全国から毎年140校ほどの応募がある。今年は応募総数145校の中から45校が入賞。入賞校は、同文化祭で各地の高校生と交流した。
同校の新聞部は現在10人の部員で活動しており、年2回発行の「大宮西高新聞」のほか、学内の情報をリアルタイムで発信する「電光石火」を年間60~70部発行する。「電光石光」は基本的に交代制で1人の部員が企画から発行までを担当。同紙は1990年の新聞部発足当時から発行しているもので、最新号は1102号になるという。
最近では、18歳選挙制度について取材するなど学外にも活動の幅を広げている。同部顧問の今井悦子先生は「部員たちは普段の学生生活では経験することのできない新しい世界を見ることができている」とほほ笑む。日々の活動が評価され、大宮区から依頼を受け、同区報に寄稿もしている。
部長で2年生の伊藤亜勉さんは「友人から自分の書いた記事を読んだという報告を受けると、とてもうれしい。今後は1年生の指導も積極的に行っていきたい」と力強く話す。