東武アーバンパークライン七里駅から徒歩12分の住宅街に3月15日、スーパーフード専門飲食店「スーパーフード カフェ&レストラン コーナーストーン」(さいたま市見沼区東門前、TEL 048-796-8673)がオープンした。
市街化調整区域にある築40年の住宅を飲食店にリフォームした同店。同区域にある住宅の再編には市の認可が必要な上、特殊な作業などもありオープンまでに3年を要したという。オーナーの野口征利さんは「店名の『コーナーストーン』は『よりどころ』という意味。地域の人や子育て中の人がゆっくり食事し、人と人の関わり合いが生まれるカフェにしたい」と話す。
同店は2階建て総席数37席。1階左手にテーブル席12席、ローカウンター席3席、右手に座卓席9席、バーカウンター席3席がある。2階は個室10席、子ども連れでも安心して食事ができるようキッズルームの天井に室内カメラを設置。1階で食事を取っている間もモニターで部屋の様子が分かるようにしている。トイレにはチャイルドチェア、ベビーシートを備える。
イタリアン中心のメニューはモーニング(7時30分~9時30分)、ランチ(11時~15時)、ディナー(16時~22時)と時間帯別にメニューを用意。間の時間帯はティータイムメニューとなる。食事メニューのほとんどにスーパーフードを材料の一部として使う。スーパーフードは通常の食材よりも栄養価の高い食材の総称で、同店では豆乳、甘酒、みそ、キヌアなどを使う。
モーニングのメニューには「あかしあの森」(西区塚本町1)から仕入れたパンを使った「トースト(厚切り)」(280円)、スーパーフード入り玄米フレーク(200円)、ヨーグルト(100円)なども追加注文できる。
ランチには「スープカレーランチ」「パスタランチ」「日替わりランチ」(以上1,200円)。前菜2種類とサラダ付き。ディナーはごはん系、おつまみ・前菜系、肉系などメニューが豊富。ごはん系は「ミートソースドリア」(1,382円)、「マルゲリータのPizza」(1,058円)など13品、おつまみ・前菜系は「トマトベリーとミニトマトのカプレーゼ風」(950円)「アボカドのシーザーサラダ」(1,382円)など12品、肉系はA4ランクの国産黒毛和牛のグリルを中心にしたメニューをそろえる。
店内にはワインセラーを完備するほか焼酎や日本酒もそろえる。長瀬さんが直接買い付けをしており、「モヒカン娘」や目玉のオヤジがラベルの「おやじ極楽純吟」といった珍しい日本酒も用意。
長瀬さんは「カフェは間口が広くいろいろなメニューを作れるのが楽しい。おいしいと思うメニューを作り、スーパーフードを使うことで気付いたら栄養が取れるようにしていきたい」と話す。
会員になると店の予約・貸し切りが可能になるほか飲食代10%割引、和室や多目的ルーム(2階個室)をレンタルできる特典も。会員費は6カ月=3,000円、年間=5,000円。野口さんは「今後は見沼区の野菜を提供する朝市なども開いていきたい」と話す。
営業時間は7時30分~22時。水曜・年末年始定休。