大宮駅西口のコーヒー豆専門店「常盤珈琲焙煎(ばいせん)所」(さいたま市大宮区桜木町2、TEL:048-614-8787)がコーヒーの基礎と基本的な抽出方法を学ぶことができる少人数制のセミナーを開講し、人気を集めている。
生産段階から最終消費段階まで追跡可能なトレーサビリティーにこだわり選ばれたスペシャルティコーヒーを扱う同店。「コーヒー豆は焙煎した後に酸化が始まり、味が劣化してしまう」ことから、生豆をその場で好み通りに焙煎できるのが特徴。店内には世界中のさまざまな地域・農園の生豆約30種類が並んでおり、定期的に訪れるファンも多い。
そうしたファンの声も受け、2月から「コーヒーセミナー」を開講している。スペシャルティコーヒーの基礎を学ぶことができる「基礎セミナー」と、ペーパードリップでコーヒーをおいしく入れる方法を学ぶ「抽出セミナー」の2コースを用意。2月の受け付け開始直後から予約が殺到し、「7月のセミナー予約が4月には埋まっていた」という。
企画について、店長の金子和義さんは「コーヒー豆は、産地や農園によってフレーバーやアシディティ(酸味)などが大きく異なる。セミナーを通してコーヒーの奥深さを知ることで、コーヒーの世界をもっと楽しんでほしい」と話す。
7月20日の抽出セミナーには6人が参加。夫婦で参加した20代の男性は「普段から家でコーヒーを飲んでいたが、コーヒー豆によってこんなに味の違いがあることが分かり勉強になった。これからもいろいろな種類の豆を試して、コーヒーを楽しみたい」と話していた。
セミナーは、8月は休講となり、9月から再開予定。詳しくは同店店頭とホームページで確認できる。