ベテラン国語教諭が教える「マジカル読書感想文講座」が7月31日・8月22日、大宮の「貸会議室6F」(さいたま市大宮区宮町1)で開催される。主催はチエモ。
同会議室の運営会社で同じビルで「コワーキングスペース7F」も運営するコミュニティコムの教育サービス「チエモ」が夏休み特別企画として子ども向けに行う。昨年夏に初開催し、「いつも夏休みの最後に適当に仕上げていたのに今年は本人も満足できるものが書き上がり感激している」と喜ぶ保護者もいたという。
講師は市内中学校で20年以上国語教諭・司書教諭を務め、現在は鴻巣で教える小谷野弘子教諭。何千もの読書感想文を読んできた小谷野さんは「書き出しと、最後、それにタイトルがやはり大事」と断言する。
同講座では、あらかじめ感想文を書きたい本の候補を2~3冊各自で用意してきてもらい、その中から決めてもらう。小谷野さんは「こちらからこの本と決めてしまうよりも、子どもたちに選んでもらった方がやる気が全然違う」と説明する。
1回目の講座では本選び、本の読み方や感想文の書き方のコツを説明し、ワークシートの書き方を学ぶ。2回目までに本を読んでくることが宿題。小谷野先生は「できる場合はワークシートを埋めてきてもらい、難しければ2回目で書けば大丈夫」と話す。2回目はワークシートの完成を目指す。完成している子どもは、その内容を確認しつつ、清書。時間内に終わらなくても、家で清書すれば完成するところまで指導する。
小谷野さんは「どうやって書いたらいいか分からないから読書感想文が苦手、面倒くさい、と思う子どもが多い。読むコツ、書くコツ、まとめるコツさえつかめば、次回以降は苦手意識が減るはず。親子の宿題バトルも緩和されるかも」とほほ笑む。
講座は小学校3年~6年生が対象。子どものみの参加。小谷野さんは「親がいない方が自由に書けるし、親もやきもきせずに済むので、どうぞお子さまだけ送り出していただければ」と呼び掛ける。
開催時間は13時~15時。参加費各回2,500円(事前支払い、当日支払いいずれも可、2人一緒の申し込みでペア割りあり)。申し込みはネットのフォームから。