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さいたま市にDIYワークショップ専門店 初心者ら手ぶらで参加も

DIYベースの内装と作品

DIYベースの内装と作品

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 DIYワークショップ専門店「DIY BASEさいたま中央」(さいたま市中央区鈴谷6)がさいたま市中央区の住宅街にオープンして3カ月がたった。

さまざまな工具がそろう

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 静谷建築設計(中央区本町東5)が運営し、体験型DIYショップtukuriba(東京都世田谷区)の姉妹店としてオープンした同店。同社のショールームに位置付け、以前は自宅として使っていた一軒家を使用。壁一面に作業道具を並べ、土間スペースに大きな机の作業スペースを取っている。

 店長の母子泊保奈美さんは「最近はDIYをする人も増えているが、道具や作業するスペースに困ることが多いと思う。道具を全部そろえるのは、スペース的にも経済的にも難しい。気軽にDIYを始めるきっかけになれば」と話す。

 個人宅を多く請け負っている中、同社の静谷雅人社長は「設計事務所に依頼すると高いとか、頼みにくいとか、敷居が高いというイメージを持たれている。建築の入り口であるDIYを知ってもらい、建築を身近に感じてもらえたら」と話す。

 母子泊店長は子どもの頃から物作りが好きで、大学は美大に入学。建築を専攻し、卒業後に静谷建築に就職した。同店をオープンするに当たり、「tukuriba」で講師になるために学んだという。母子泊さんは「建築設計は設計という家造りの最初の部分に関わるが、DIYはアイデアを出すところから制作まで全部一人でできることが楽しい」と話す。

 ワークショップは、1回の講座に定員は4~6人までとなっている。初心者でも簡単に取り組める「ブックシェルフ」「黒板」などが人気の講座だという。外部の講師を呼んでハーバリウム講座なども行う。講座内では専門用語はなるべく使わず、誰にでも分かりやすい言葉で講座を行うことを心掛けているという。材料や工具など何も持たずに参加することができる。ワークショップには地域の主婦が多く参加しているという。

 ワークショップ講座のほか、個人作業用に工房を利用することもできる。スペースおよび道具利用料は1時間1,100円。ドライバーなどの工具が利用でき、塗装用のペンキは選び放題で300円、購入の場合は標準サイズ=500円、大サイズ=700円。ネジ=300円。材料やネジなどの消耗品を持ち込むことの可能。

 「DIYを通じて自分で作ることの楽しさを知っていただき、暮らしを豊かにするお手伝いがしたい。ゆくゆくはお客さまが自分の家をオリジナルリフォームしたいと思っていただければ。興味はあったがやり方がわからなかった人や、お子さま連れの母親の方にも気軽に足を運んでほしい」と呼び掛ける。

営業時間は10時~17時。ワークショップの日程はホームページで確認できる。

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