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傘シェアリングサービス「アイカサ」 大宮駅・そごう・アルシェで合同導入

そごう大宮の「アイカサ」レンタルスポット

そごう大宮の「アイカサ」レンタルスポット

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 傘のシェアリングサービス「アイカサ」が1月14日、JR大宮駅、そごう大宮店、大宮アルシェ合同で導入された。

傘の記載されているQRコードを読み取りロックを解除する

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 「アイカサ」は2018(平成30)年にスタートした「傘のシェアリング」事業。都内各地や福岡県など全国約750カ所にレンタルスポットを設置しており、8000から1万本の「アイカサ」が導入されているという。大宮では既にメガネスーパーコンタクト大宮DOM店前、大宮センタービルにレンタルスポットが展開されていたが、駅に設置するのは県内では今回が初となる。

 利用登録にはアプリ「LINE」を使い、全国のレンタルスポットを検索できる。雨がやんだら最寄りのレンタルスポットに返却でき、日をまたいでの利用も可能。傘に記載されているQRコードを読み取ることで傘のロックが解除され開く仕組みで、盗難リスクも低いという。

 サービスを展開するNature Innovation Group(東京都渋谷区)の勝連滉一さんは「将来的に不要になることの多いビニール傘の消費ではなく、傘をシェアする仕組みで環境配慮にもつながる」と話す。同社ではこれまでに再生可能素材「LIMEX」を原料とする傘の制作・シェアリングサービスの実証実験も行っており、「傘そのものも、資源も循環するサービス」の展開も検討しているという。

 今回の3社合同の導入は「雨の日でも快適に大宮駅周辺を回遊できる」仕組み作りがテーマ。そごう大宮総務部長の船生直隆さんは「大宮駅から各施設へ移動する際は、どうしても屋外通路を通る必要があり、雨の日の集客路線が課題だった」と話す。「距離としては短いが、せっかく買い物に来られたお客さまが快適に来店でき、なおかつ周辺施設を回遊しやすい仕組み作りには大宮駅との連携が重要だった」とも。

 料金は1日当たり70円。6日目以降は月内上限420円で利用できる。設置場所はJR大宮駅6カ所のほか、そごう大宮1・2階大宮駅側出入り口、大宮アルシェ2階大宮駅側出入り口。

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