埼玉県物産観光協会(さいたま市大宮区桜木町1)は9月1日から、埼玉県のご当地うどんや各地のうどん店を紹介し、割引価格で各店のうどんを楽しめるアプリ「埼玉うどんパスポート2020」の配信を開始した。
県別うどん生産量全国2位で、「隠れたうどん王国」埼玉県のうどん認知度向上を目的に昨年度から行っている取り組み。昨年は冊子形式のランチパスポートを発行し、1万2000部を配布した。今年は利便性の向上と新型コロナウイルス感染拡大防止を目的にアプリ版として無償配信する。
アプリでは、深谷の「煮ぼうとう」や川口のB級グルメ「鳩ケ谷ソース焼きうどん」など、ご当地うどんの歴史や特徴のほか、地域別の店舗情報を紹介する。県内を3つのエリアに分け、埼玉東部・中央=32店舗、埼玉北部=11店舗、埼玉西部・秩父=17店舗の計60店舗を掲載。メニューを割引価格で味わえるクーポンも利用できる。クーポンは1回1食3回まで利用可能。
埼玉県物産観光協会の島崎高志さんは「アプリ版にするに当たり、地図機能を追加し現在地から近い店舗を探すことができたり、店舗名検索ができるようにしたりと工夫した」と話す。「どれもすてきなうどんなので、アプリを通して埼玉県のうどん文化に触れていただければ」とも。
利用は埼玉県物産観光協会が運営する埼玉県の公式観光サイト「ちょこたび埼玉」から。アプリの利用は2021年2月28日まで。