JR大宮駅直結の商業施設「ルミネ大宮LUMINE2」(大宮区錦町)に、おむすびサイズのすし専門店「むすび寿司」がオープンして1カ月がたった。
「どこでも、気軽に、うまいすしを、おなかいっぱい」をコンセプトに10月16日、関東初出店でオープンした同店。通常のすしに使う海鮮ネタを「おむすびサイズ」で提供する。
同店店長の田島基之さんは「現在食べられているすしの発祥は、江戸時代末期に現在の東京湾である江戸前で捕れた魚介やのりを使った『にぎり寿司』で、握ったらすぐに食べられる食べ物として大流行したといわれている」と話す。関東大震災で被災したすし職人が故郷へ持ち帰ったことで全国に広まったという説がある。同店では、「現在のすしの約2倍の大きさだった」という当時の「にぎり寿司」を現代風にアレンジした商品を展開する。
メニューは単品24種類、セットメニュー7種類で好みのネタのカスタマイズもできる。のりは有明産で、香りと歯切れの良さが特徴。「芳醇な香りとまろやかな味わい」という酢は赤酢をブレンドした同店オリジナル。米は国産米を季節や状態によって配合を調整し「女性には16穀米シャリもお薦め」という。
田島さんは「おにぎりサイズで味付けもされているので、どこでもそのまま召し上がっていただける。持ち帰りにも便利なので、ランチやディナー、小腹のお供などさまざまなシーンでお楽しみいただければ」と話す。
お薦め商品は「海苔わさび」(150円)、「天然南まぐろの中とろ」(260円)、「漬けサーモン アボカド添え」(220円)など。「北海道産いくら」「活け〆鯛の胡麻だれ」「天然南まぐろの中とろ」の3つむすび寿司と豚汁をセットで提供する「ご褒美セット」(1,100円)も人気(価格は全て税別)。「豚汁は具だくさんで、野菜もしっかり取れる」と田島さん。
田島さんは「空気を含んだ状態で『むすぶ』ことで、食べたときに口の中でほろりとほどけるように工夫している。特に店内で召し上がるお客さまからは絶賛の声をいただいている」と笑顔を見せる。「江戸時代の味を現代風にアレンジした具材・ボリュームたっぷりのおすしを口いっぱいに楽しんでいただければ」とも。
営業時間は11時~19時30分(ラストオーダー)。