沖縄発のアイスクリーム専門店「ブルーシールアイスクリーム」(さいたま市中央区鈴谷)が、JR南与野駅高架下にオープンして1カ月がたった。
1963(昭和38)年に米軍基地から現本店の浦添市牧港へと拠点を移し、沖縄発祥のアイスクリーム店として親しまれている同店。フォーモストブルーシール(沖縄県浦添市牧港)が運営し、現在は沖縄をはじめ全国に26店舗を展開する。南与野店は、同社直接監修によるフランチャイズ展開を開始した2010年以降初の埼玉県出店となる。
アイスのフレーバーは、沖縄らしい「塩ちんすこう」や「サトウキビ」が人気といい、タピオカフロートやクレープ、3種類のフレーバーが選べるソフトクリームなども用意。部活終わりの中学生から仕事終わりの会社員まで幅広い年齢層の客が来店している。持ち帰り用のカップアイスや、沖縄県から全国発送するアイスギフトも用意する。
3カ月に1度、季節限定フレーバーを提供する。1月~3月は、生チョコファッジ、沖縄県産ほうじ茶アイスとわらび餅を使った「琉球ほうじ茶わらび餅」を用意する。
既存店舗は観光地に多く位置しているため、利用者の多くを観光客が占めるが、同店では客層が変わったという。黒澤店長は「家庭へお土産として持ち帰る客が多い。ブルーシールアイスが家庭の冷蔵庫にあったことが小さいころの思い出となるように、地域のアイスクリーム屋さんになりたい。アイスはアメリカ生まれのオリジナルレシピを100種類以上も記録した『オレンジブック』という秘伝のレシピを基にしている。販売することでブルーシールの歴史や思いを伝え、笑顔を連鎖していきたい」と話す。
「ブルーシールのアイスはラクトアイスという種類で、さっぱりしていて食べ飽きない。普段使いとして気軽に足を運んでほしい」とも。
営業時間は11時~21時。