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大宮オレンジ化計画-大宮東口商連がオレンジアーティスト招き講演会

講師のオレンジアーティスト坂上たかおさん

講師のオレンジアーティスト坂上たかおさん

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 大宮で1月24日、「オレンジの世界」を主宰するオレンジアーティスト坂上たかおさんをゲストに招き、「オレンジのすばらしさと可能性について」の講演会が開かれた。

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 主催は大宮東口商店街連絡協議会で、オレンジ色を地域のシンボルカラーとして街に広げていくための勉強会として企画した。大宮区は、区の色を区内にホームスタジアムを持つJ1大宮アルディージャのチームカラーであるオレンジ色としている。このため、区内には大宮アルディージャの応援バナーやフラッグのほか、オレンジロードやオレンジ色のアーケードなどが既にある。「さらにおしゃれでスタイリッシュなオレンジの商品や街並みを考えるための契機とするため、今回の講演会を企画した」と同協議会会長の新井正男さん。

 講師の坂上たかおさんは、オレンジ写真家、オレンジアーティスト、オレンジ研究家として2年半ほど前から「オレンジの世界」を主宰している。2010年の銀座ギャラリーでのグループ展参加を皮切りに、越谷のメキシコレストランで毎年春と秋に個展「オレンジの世界展」を開催している。オレンジ写真やオリジナルデザインTシャツ、名刺ケースなどのグッズも開発。肥薩オレンジ鉄道との合同企画や、ビジネスホテルと提携したホテルの部屋にオレンジ写真を飾るサービスなども予定しているという。

 こうした活動を聞きつけた新井さんが坂上さんと意気投合し、講演会が実現した。この日は同協議会の関係者ら約30人が集まった。

 講演会では、坂上さんがオレンジに出会ったきっかけや、フェイスブックなどを通じて活動が爆発的に広がった過程、オレンジの世界を主宰することで得たメリットやデメリットなどについて体験を熱く語った。後半には、オレンジ研究家として培ってきたオレンジの研究成果について、オレンジの定義や種類、そのイメージや科学的な考察や事例などを、ふんだんなデータに基づいて紹介した。坂上さんから同協議会に対して、今後おしゃれにオレンジを展開するための施策として、商店街の小道を使ったアートイベントの開催やオレンジデーの開催、オレンジスポットを巡るツアーの実施などを提案した。

 会場からオレンジの科学的な根拠について別の事例が紹介されるなど、活発な意見が飛び交い、今後も連携して大宮のオレンジ化を進めることで講演会は閉会した。

 坂上さんは「大宮がオレンジを区の色としていることは聞いていたが、こんなに熱い意見を頂けるとは想像していなかった。今後も連携して大宮のオレンジ化に貢献したい」と興奮気味に語った。

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