さいたま市が6月1日から、市内の対象店舗でキャッシュレス決済サービス「PayPay(ペイペイ)」を使って買い物をした人を対象に、決済金額の最大20%をポイント還元するキャンペーンを開始した。
新型コロナウイルス感染症の影響により落ち込んだ地域の消費の活性化と、キャッシュレス化の促進による「新しい生活様式」の普及が目的。さいたま市内のPayPay加盟店のうち、市とPayPayが指定した中規模・小規模加盟店での買い物が対象となる。さいたま観光国際協会によると、対象店舗は約6000店。付与上限は、1回=1,000円相当、期間内=1万円相当。
シェアキッチン「CLOCK KITCHEN(クロックキッチン)」で毎週月曜・水曜にテークアウト専門の珈琲店「Fucuramu Coffee Roastery(フクラムコーヒーロースタリー)」を営業する五島和樹さんは、「2月に店をオープンして以来、こちらのキャッシュレスサービスを使う人が多いのに驚いている。シングルオリジンのコーヒーを毎回複数種類そろえているので、お立ち寄りいただけたら。もちろん現金も受け付ける」と呼び掛ける
大宮駅東口に勤務する女性は「前回の還元セールをきっかけにPayPayを使うようになった。普段使う商店や飲食店でも使えるので今回も積極的に利用したい。地域の店を応援できたら」と話す。
同協会の担当者は「地域経済を少しでも活性化できたら。テークアウトや日常の買い物など、新型コロナウイルス感染拡大に注意しながら利用いただけたら」と呼び掛ける。
今月30日まで。