埼玉県赤十字血液センターが10月17日、鉄道博物館を会場とした献血を初めて実施する。
同センターによると、緊急事態宣言中の献血バスによる団体献血の中止や献血ルームでの協力者数の減少で、新鮮な血液が必要になる輸血用血液製剤に使う安定的な血液の確保が難しくなっている。同センターが献血啓発と新規献血協力団体の募集に努めている中、今回、鉄道博物館の協力により同取り組みが実現した。同博物館での献血実施は初めてとなる。
鉄道博物館が提供するE5系新幹線電車モックアップのデザインデータをもとに同新幹線をデザインしたプルバック式のオリジナル記念品を準備。当日、400ミリリットル献血へ協力した人に進呈する。同様の記念品を進呈するのは全国でも初の試みだという。
献血は、会場の新型コロナウイルス感染予防対策を徹底して行い、予約制とした。同センターの長倉知史さんは「献血は皆さんの継続的な協力が必要で、安心して協力に来てもらえるように対策は徹底している。協力してもらえれば」と呼び掛ける。
予約は献血Web会員サービス「ラブラッド」と電話で受け付ける。10月13日まで。(予約枠が定員に達したら受付終了)