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さいたまのDIYプロデューサーが初出版  「デッドスペース」有効活用本

新刊本を手にする石井さん

新刊本を手にする石井さん

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 DIYプロデューサー石井麻紀子さん(さいたま市見沼区 )が3月15日、「デッドスペースDIY 収納からワークスペース 子ども部屋まで ちょっとの工夫でスペースを最大限活用!」(誠文堂新光社)を刊行した。

平岡歩人さんの自宅のリフォーム後の様子

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 小さなスペースを利用したリフォーム から大がかりなリノベーションや空き家・賃貸物件の空室対策リフォームまで行うと共に、セルフリフォームの知識や技術を広げるDIY教室やセミナーなども開催している石井さんの同書では、家の中で「なんとなく」荷物を置きっぱなしになっている場所や使いこなせていない場所などの「デッドスペース」や今の生活に合わなくなった家具などの「デッドアイテム」を有効に活用する方法やテクニックを紹介。「週2日の在宅ワークで使う簡易的なデスクが欲しい」という悩みに対しては、部屋の隅の幅80センチの壁面にあったデッドスペースの活用やげた箱下部の隙間に作った収納ボックス、押入れを改造した和室まで12事例を解説している。

 DIYでの実際の作業手順を視聴できる動画を紹介するほか、DIYの基本事項、材料や道具の説明、木材の買い方やポイント、木取り図の書き方、建築基準法や消防法に関係する内装制限にも触れている。同書に掲載されているDIY事例の大学生の平岡歩人さん(さいたま市岩槻区)は「勉強机の上を広く使いたい、数学の問題を解く際にホワイトボードを使いたいと思っていた。こまごまとしたものがすっきり収納でき、置きたかったパソコンも設置でき本当に便利」と話す。

 石井さんは「新型コロナウイルスの影響で、在宅ワークや学習の場所を作りたい、部屋を分けたいという、今までになかった需要が増大したが、リフォームを外部に頼むのもハードルが高いため、DIYを始める人が増えたと感じる」と話す。「やりたいことをどうやって実現させていくかがDIYの面白みであり強み 。DIYの知識があればデッドスペースだからと諦めず、使えるスペースに変えられることも多い。それぞれの家に合わせられる知識やテクニックをたくさん紹介しているので、読んだ人が自分でもやってみようと思い 、理想的で快適な暮らしを作り、豊かな人生にしてくれたらうれしい」とも。

 価格は1,870円。

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