55回目となる「大宮ホコ天ライブパフォーマンス」が11月13日、2年8か月ぶりに開催された。2016(平成28)年3月から毎月第2日曜に開催されてきた同イベント。大宮駅東口の大宮銀座通り商店街では毎週日曜の13時~18時が歩行者天国となり、その時間帯を活用して開く。
新曲「On My Way」を発表するEmily17(エミリー)さん
実行委員会代表の島崎公彦さんは「音楽をベースにしながら、ダンス、大道芸などのさまざまなパフォーマーの発表の場として、地域に調和しながら笑顔や感動と共感を得られるライブイベントを目指してきた。商店街の協力や関係各所の許可、道路使用許可証等の必要な手続きもしっかりと経たうえで開催してきた」と振り返る。毎月開催していたが、コロナ禍の影響でしばらく開催を控えていた。
コロナ禍の中での初開催ということで、以前に比べ出演者数を半分以下にし、出演間隔を空けて開いた。会場は、大宮駅東口前の「ゲート・ステージ」と商店街中央の一番居街前の「メイン・ステージ」の2会場を用意。さぶれ、大道芸人ゆうじさん、Emily17(エミリー)さん、フロムアなどの演者が出演した。
演者の一人、Emily17さんは10代の頃から同イベントに出演しており、この日は新曲「On My Way」を発表。通りすがりの外国人もCDを購入していた。フロムアは、「大宮の歌『25』」が大宮銀座通り商店街の街頭有線で流れ始めてちょうど5年の記念日に当たることから、観覧者とともに盛り上がった。
島崎さんは「観覧している方々の笑顔、出演者の笑顔で約3年の月日があっという間に埋まり、多くの方々が待っていた印象を受けた。街行く方々の人の良さ、温かさ、改めて大宮の街の懐の深さを感じた。埼玉県内唯一の歩行者天国という資産を大切にし、活用していきたい」と話す。コロナ禍の状況によるが、今後も毎月第2日曜に開催していく予定だという。
次回は12月11日13時から、開催予定。