聖学院大学(埼玉県上尾市戸崎1)で6月10日、「ほたる祭り」が開催される。
同大では、大学周辺に1960年代まで生息し身近に親しまれていたホタルの再生に取り組み、「ホタル委員会」を発足、2004年にはビオトープ「ひかりのせせらぎ」を設置している。年間を通じてホタルの飼育を含め、ビオトープの環境を維持している。
「ほたる祭り」は今年で14回目。昨年は約250人の来場者がホタルの淡い光を楽しんだ。同大学広報課の職員は「大学内でホタルを飼育しているところは珍しいと思う。ゲンジボタルを飼育しており、生育状況により当日どのくらいのホタルが飛ぶかは分からないが、地域のイベントとして定着し、毎年楽しみに来てくれる人も多い」と話す。
鑑賞会の前には、同大の学生団体がダンスパフォーマンス、模擬店、ヨーヨー釣り、ビンゴ大会などの遊びコーナー、茶道部のお茶出し販売などを行う。同職員は「親子で楽しめるようなイベントを多数行うので、ぜひ家族で来場いただければ」と呼び掛ける。
イベントは17時30分~。ホタル観賞会は19時30分~20時30分。駐車場は無いので、自転車または公共交通機関での来場を呼び掛けている。