さいたま市内で新事業の展開を目指す起業家やベンチャー企業を発掘することを目的に行われるビジネスプランコンテスト「さいたま市ニュービジネス大賞2017」の説明会が7月12日、貸会議室ロクエフ(さいたま市大宮区宮町1)で行われる。主催はさいたま市産業創造財団。
参加すると、エントリーシートの作成段階から専門家のアドバイスや、事業計画書やプレゼンテーションの研修を受けながら、自分のプランをブラッシュアップできる支援型のビジネスプランコンテストで、今回で13回目となる。
応募対象は、さいたま市で事業展開を考えている、あるいはすでに営んでいる個人および法人。申し込むプランは1年以内に実施を見込んでいるか、直近3年以内に始めた事業でも可能。
昨年参加し、「スイーツ専用ミニトマトを使った新食感スイーツの商品展開」でグランプリを受賞したさいたま榎本農園の榎本健司さんは「応募する時、全く自信が無かったがチャレンジする勇気はあった。参加しやり遂げたことで成長できたと思う」と振り返る。「新しいことに取り組むと、時には周りの理解が得られないこともあった。受賞したことで信用度が高まり、事業の展開が大きく変わった」とも。
事務局の鈴木秀一さんは「説明会に来た段階で成功につながっている。説明を聞くと具体的なイメージできるのか、来た人の8割以上がエントリーする。目的は受賞だけではないので、気軽に相談してほしい」と呼び掛ける。「歴代の受賞者の多くは、事業をスタートさせ、軌道に乗せている。同じ年に応募した仲間との繋がりも強く、コラボイベントなどが生れることもある」とも。
開催時間は、説明会=13時30分~15時、相談会=15時30分~17時。参加無料。同コンテストのエントリー締め切りは7月18日17時(必着)。説明会は7月4日、武蔵浦和コミュニティセンター(さいたま市南区別所7)でも行う。