野菜ソムリエで管理栄養士のオーナーが運営する食堂カフェラパン(さいたま市岩槻区宮町1、TEL 048-878-8355)が9月22日、2周年を迎えた。
同カフェを運営するのは、野菜ソムリエの中村裕子さん。大学で栄養学を学んだ後、管理栄養士の資格を取得し、病院給食や栄養指導、介護予防などの仕事をしてきた。その中で、「家庭で、もっと野菜をたっぷりと使った料理を広めたいという思いが強くなった」と中村さん。野菜ソムリエの資格取得や、さいたま市の主催する農業と都市住民のつなぎ手を育成する講座に参加、地元での野菜生産者とのつながりを広げ、2015年9月に同店をオープンした。
店舗の基本メニューは、さまざまな旬の野菜がたっぷり入った「ラパンプレート」と、ドリアやカレーなど季節に合わせたメニューを提供する「ランチ」(以上1,000円)。県内の生産者から直接購入する野菜をふんだんに使い、店内の黒板ではその日に使用している食材の生産者を紹介している。メニューは、野菜の旬に合わせて、2週間ごとに一新している。
2周年を迎えたことについて中村さんは「初めての経験の連続で、2年間はとても長く感じた。来店されるお客さまや、イベント出店などを通して、さまざまな方と知り合えることができたのが、何よりの財産」と振り返る。「地元でこんなにおいしい野菜が作られていること、野菜はこうすればもっとおいしく食べられるということをこの店の食事を通して知り、家庭での食事にも取り入れてほしい」と願いを込める。
営業時間は11時30分~18時(ランチは11時30分~14時)。日曜・月曜定休。