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さいたま市プラザノースで「ユーモア自由展」 作家70人の自由な発想展示

さいたま市出身の現代美術家・梅沢和木さん

さいたま市出身の現代美術家・梅沢和木さん

 さいたま市出身の現代美術家や高校美術部、障害者アーティストの作品を集めた「U more (ユーモア)自由展~ユーモアあふれるアイデアがつくる新しい未来~」が現在、さいたま市プラザノース(さいたま市北区宮原町1)で開催されている。

電柱に思い思いに糸を結ぶ参加型作品「つながり」

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 同施設で毎年行う体験型アートイベント「ノースであそぼう!あーとひろばの日2026」の展覧会として企画した同展。およそ70人のアーティストによる「ユーモア」をテーマにした作品を展示している。

 参加アーティストの梅沢和木さんは同区出身の現代美術家。ネット上の画像を収集・再構築し、その上に絵の具で加筆するデジタルコラージュ作品を発表している。今回は過去作品に加えて、映像作家の倉知朋之介さんと共に制作した盆栽美術館や漫画会館を巡る映像作品「楽天なる道中・犬猿と梅沢倉知変」を上映。「『ユーモア』と聞いて最初に思いついたのが日常の『可笑(おか)しさ』を捉えた作品を撮り続けている倉知さんだった。世界情勢に対してユーモアのある発信をし続けた同区出身の漫画家・北沢楽天へのリスペクトも込めた」と説明する。

 市内の高校から2校が参加した。浦和学院高校美術部は、フロアいっぱいに段ボールの動物が生息する空間「浦学サファリ」を展示。「笑いの絶えない毎日の中で作った作品を楽しんでもらえたら」と言葉を寄せる。大宮光陵高校美術部からは29人が出品。同校2年・長谷川行さんは、鑑賞者が思い思いに糸を結ぶことができる参加型立体作品「つながる」を展示。「造形作品の創作は初めての試み。日頃から『みんなで仲良くしよう』と伝えたいと思っており、今回は誰もが触れて楽しめるものを作りたかった」と思いを込める。

 障害者アートフロアには一般社団法人「むすび」など5つの福祉法人と、真嶋翔生さん、小幡海知生さんの作品を展示。展示初日には「障害者アートMUSUBI美術館」(東京都豊島区)広報・企画担当の大神田光代さんをファシリテーターに迎え、「対話型アート鑑賞会」を開いた。参加者は新田新汰さんの「紙粘土の小物」作品から気になる作品を選び、「どんな場面なのか、何と言っているだろうか」という問いに対し、自由に想像したことを披露し合い、鑑賞を楽しんだ。

 タイトルの「U more」には、「ユーモア」と「You more(あなたをもっと表現して)」の意味を込めている。同施設企画担当の齊木菜都子さんは「家族や友人と、お気に入りの作品を見つけたり、自由な想像をおしゃべりしたりしながら鑑賞を楽しんで」と呼びかける。

 開場時間は10時~17時。入場無料。5月17日まで。

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