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氷川参道で昔遊びや地元グルメ楽しむ「子どもゆめまつり」と「おおみや杜の市」

慎重に竹とんぼの羽根をねじる小野さん

慎重に竹とんぼの羽根をねじる小野さん

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 氷川参道の平成ひろばで4月26日、昔遊びなどが楽しめる「子どもゆめまつり」と地元や世界のグルメを味わえる「おおみや杜(もり)の市」が開催された。

大人気のミニ北陸新幹線

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 大宮の春を楽しむ、アートとパフォーマンスの祭典「アートフルゆめまつり」の同時開催イベントとして、2012年から始まった「子どもゆめまつり」は今年で4回目。「おおみや杜の市」は今年初めての開催となった。いずれのイベントも、主催はアートフルゆめまつり実行委員会。同委員会は200人を超える市民が参加し、「みんながつくり手、みんなが主役」となり、市民、企業、店、行政が協働しつくり上げるイベントとなっている。

 「子どもゆめまつり」ではミニ新幹線、ベーゴマ、竹とんぼ、けん玉、紙芝居など子どもも参加できるイベントが多数あり、たくさんの子連れファミリーが参加した。JR東日本大宮総合車両センターの協力によるミニ新幹線は、今年3月に金沢までの区間が開業した北陸新幹線E7系モデル。最新車両に子どもたちは大喜びだった。

 体験できるイベントのひとつ「スーパー竹とんぼ作り」を行ったのは埼玉竹とんぼの会。あらかじめ用意された羽根を、重さを左右均等にするためにやすりをかけ、均等になったら、中心を火であぶり、羽根に角度を付ける。軸を付け回してみて、均等に回れば、よく飛ぶ竹とんぼの出来上がりだ。何人ものスタッフが、一つ一つ丁寧に作り方を教えてくれ、小さい子もきちんと飛ぶ竹とんぼを手にすることができた。

 同会の隅野敏雄さんは、「スーパー竹とんぼは、現代の竹とんぼ。竹を直接ねじることで、羽根に角度をつけているので昔のものに比べ軽量。軸は四角のことも多い」と説明する。スーパー竹とんぼの方が昔竹とんぼよりよく飛ぶそうだ。「竹とんぼも進化しています」と隅野さん。大宮区からきた小野凛くんは、真剣な顔で竹とんぼ制作に取り組み、「初めてだったけど、楽しかった」と満足そうだった。凛くんのお母さん、小野順子さんも「いい体験ができた」と語った。

 隣接エリアでは、ロシア料理のピロシキやボルシチ、タイ料理のパッタイや空揚げ、大宮の地ビールなどを販売する「おおみや杜の市」が開かれ、参道の木陰で多くの人がのんびりと世界の食を楽しんだ。大宮初の地ビールを製造する氷川ブリュワリーは、人気のクラフトビール3種を販売。オーナーの菊池俊秀さんは「氷川参道平成ひろばでの飲食物やアルコールの販売は初めて。天気にも恵まれ、250杯の売れ行きがあった。開催側の努力もさることながら、ご来場の皆さんも一緒に参加しているという意識を持ってくださったようで、ごみの散らかしがほとんど無く、大変良かった。大宮を盛り上げ、活気づけようという目的意識を持った人たちがこれからも多く参加できるように仕組みを整えることで、大宮の街が賑(にぎ)わうのではないか」と今後への期待を話した。

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