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上尾のコーヒー専門店店長がハンドドリップ大会地区予選突破 全国大会へ

ハンドドリップ全国大会へ出場する「一凛珈琲上尾店」店長の引木麻衣さん

ハンドドリップ全国大会へ出場する「一凛珈琲上尾店」店長の引木麻衣さん

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 コーヒー専門店「一凛珈琲」(上尾市東町2、TEL 048-775-1173)店長の引木麻衣さんが3月24日に行われた日本スペシャルティコーヒー協会主催の「ジャパンハンドドリップチャンピオンシップ」東京地区予選を突破し、7月に開催される全国大会に進むことが決まった。

ハンドドリップ全国大会へ出場する「一凛珈琲上尾店」店長の引木麻衣さん

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 コーヒーの普及と啓発を目的に設立された同協会では、コーヒーマイスター資格や競技会、展示会を展開している。競技会の部門は、ハンドドリップのほか、ラテアート、バリスタなどがある。

 ハンドドリップの全国大会は、今年で5回目。予選は全国6会場で行われた。当日渡された豆を前に、どう美味しく入れられるかを短時間で考え、コーヒーを入れる。各会場36人で競う予選の中から勝ち残った3人が全国大会に出場する。

 引木さんは「競技中はコーヒーを入れることに集中して緊張しなかったが、結果を待っている間はどきどきして胃が痛くなった。待っている間に相手が入れたコーヒーを飲んで、負けたと思っていたので、自分の名前が呼ばれた時は一瞬理解できなかった」と振り返る。

 同店で働き始めて7年という引木さんは「2年前に店長になってからの方が、コーヒーを美味しく入れることをより意識している。同じ豆でも入れ方によって味が変わってくる。楽しいが少し怖い」と話す。

 「店では普段、店長として店全体を見ている立場にあるため、ほかのスタッフがコーヒーを入れていることも多いが、今回の地区予選突破を知ったお客さまからは『今日はあなたが入れてくれるのか』と聞かれることも多い」とも。

 7月の大会に向け、「決勝に出るからには日本一を目指したい。店のため、上尾のために頑張りたい」と意気込みを語った。

 宮本博史社長は「これまで、埼玉の店からの上位入賞者はいない。埼玉のためにもぜひ頑張ってもらいたい」と期待を寄せる。

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