さいたま市内で新事業の展開を目指す起業家やベンチャー企業を発掘することを目的に行われるビジネスコンテスト「さいたま市ニュービジネス大賞2016」の説明会が7月16日、ソニックシティ(さいたま市大宮区桜木町1)で行われる。主催はさいたま市産業創造財団。
応募対象は、さいたま市で事業展開を考えている、あるいはすでに営んでいる個人および法人で、申し込みから1年以内に実施を見込んでいるビジネスプランであること。既存事業とは別に立ち上げた新事業で、売り上げ計上から3年以内のプランであれば申し込める。
事務局の鈴木秀一さんは「エントリーするだけでもメリットは多い。申し込みのためのエントリーシートを書く時点から、相談やアドバイスがもらえる。自分の事業について見つめ直すことができる。事業計画書やプレゼンテーションの研修が無料で受けられる」と話す。「受賞すれば、メディアにも注目され、信用度が上がり、他の企業とのマッチング等さまざまなメリットが得られる。他の受賞者とも事業でコラボするなどつながりが生まれている」とも。
架空のさいたま市を舞台にしたスマホ用のファンタジーRPGアプリ「ローカルディア・クロニクル」で2015年度ビジネスプラン賞を受賞した高久田洋平さんは、「応募し事業計画を練る間に、『地域経済との連携』についても考えるようになり、事業が洗練された」という。「受賞前は、ゲームというだけで話をあまり聞いてもらえず営業が難しいこともあったが、受賞してからはさいたま市の肩書で信用度が上がり話を聞いてもらえ、事業の展開が大きく変わってきた」とも。
鈴木さんは「迷ってる人が説明会に来ると、8割の人が応募する。エントリーシートの書き方から丁寧に説明する。賞を取るだけが目的ではないので、難しく考えずに応募してほしい」と呼び掛ける。
開催時間は、説明会=13時~14時30分、相談会=15時~18時30分。参加無料。同コンテストのエントリー締め切りは7月19日17時必着