武蔵一宮大宮氷川神社境内(さいたま市大宮区高鼻町1)で6月8日・9日、「氷川ほたる観賞会」が開催される。主催は氷川ほたるの会、共催氷川マルシェ。
このイベントのために開発された「光るホタル綿あめ」も登場する
明治から昭和初期にかけて、大宮にはホタルが自生し、皇居にホタルを献上していたともいわれている。同鑑賞会は「氷川神社にホタルを自生させたい」と有志で結成した同団体が2015年から、同神社境内の池で開いている。昨年は4000人以上の参加者がホタルのほのかな光を楽しんだ。
イベントに先立ち5月中旬に、同会のメンバーが池の清掃を行った。同会副会長の加藤剛健さんは「今年はホタル自生の為のホタル池も新たに作り、自生を担当する増田副会長は氷川ホタルの自生に成功した。氷川神社がホタルの名所となる日も近い」と期待を込める。
「今年もたくさんのゲンジボタルが皆さんを待っている。毎年楽しみに来てくださる人も多く、スタッフ一同張り切って準備している。舞い上がるホタルの明かりに、古代のロマン、幻想の世界を堪能いただければ」と呼び掛ける。
開催時間は19時30分~21時30分。入場を15分ごとに設定し、観賞時間はそれぞれ約15分間。観賞無料。氷川神社社務所前駐車場に設置する総合受付で17時30分から配布する入場整理券が必要。荒天中止。
併せて「氷川マルシェ2018」も開催。氷川参道二の鳥居から三の鳥居の間に地域の店が出店する。老舗結婚式場「清水園」、川魚料理店「かのうや」は「春爛鰻」、イタリア料理店「アンドゥトヮ」は「氷川サンド」、「餃子のでんでん」は「盆栽餃子」、「おばちゃんの手づくり珈琲豆屋」は「ヒカワ・マルシェ・アイスコーヒー」、「ベルウッド」はこの日に合わせ、光るホタル綿あめを開発、シフォンケーキの「プレゼンス」、地ビールの「氷川ブリュワリー」、焼きドーナツの「パティスリーM」、今回初出店となる大宮駅西口スペイン料理「セロ」、 ピザの「フェリーチェ」や「夫婦居酒屋次郎さん」などが飲食を提供する。
今年は巣鴨の「天然かき氷 雪菓」が両日無料で天然かき氷を提供します。無くなり次第終了となりますのでお早めにとのこと。氷川マルシェ会長加藤さんは「今年は氷川マルシェ本部にて、おつまみプレートも数量限定で販売する。プレートを持って歩けば100円~200円で、少量ずつ購入して楽しめるのでおすすめ」と呼び掛ける。開催時間は8日・9日=11時~21時30分。
氷川神社社務所前では9日、「キッズコミュニティ」を行う。「神社お宝探し」(受付=13時~。開始=14時)では優勝チームには景品が贈られるほか、「昔遊び体験」「紙芝居」(以上11時~16時)が楽しめる(参加無料)。