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大宮駅西口にタイ古式マッサージグワーンパヤオ 逆境バネに会社設立

リナ・インターナショナル社長の佐藤昌吾さんとオーナーセラピストのリナさん

リナ・インターナショナル社長の佐藤昌吾さんとオーナーセラピストのリナさん

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 大宮駅西口にタイ古式マッサージ「グワーンパヤオ-2」(さいたま市大宮区桜木町2)が10月17日、オープンした。経営はリナ・インターナショナル (大宮区桜木町)。

ベッドの上でマッサージとストレッチを行う(関連画像)

 2010年に大宮駅西口で1号店(さいたま市大宮区桜木町2)をオープン。オーナーセラピストであるタイ出身のリナさんは、同国で厳しい訓練といわれている「ガスワンサータラナス(タイ保健省)」で1年弱の研修を経てマッサージ師の認定を取得している。来日後は戸田市や越ヶ谷市のスーパー銭湯でマッサージの仕事をしていたが客の評判がよく指名が多くなってきたため、独立を決意した。

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 タイ料理店を開業しようと2017年8月~10月、バンコクで調理師免許を取得。当初は不動産から飲食店開業の許可が下りていたが、調理師免許を取った直後に安全面から不許可となったため、マッサージ店を継続することになった。佐藤昌吾社長は「一度許可が下りたので、マッサージの道具を処分して準備を進めていたが、不許可となってしまいタイ古式マッサージ店として再スタートとなった。再スタートを機に、それまでのタイ古式マッサージの概念を変えようと決意した」と話す。

 タイ古式マッサージはつぼ押しとストレッチの融合。ストレッチを行うには床上の方がやりやすいとされているが、客・マッサージ師ともに体の負担が大きい。そこで、通常のマッサージ店と同じように、ベッドの上でマッサージをすることで、体の負担を減らせるように工夫。旧来のやり方にこだわらず、今の時代に合わせることで客が徐々に増え、2号店の開業にこぎ着けた。

 現在の課題は人材の確保。日本人と結婚し永住権のあるタイ人をスタッフとして雇っているが、人材が定着せず、募集しても応募が少ないという。佐藤さんは「2018年6月に外国人の『在留資格』新設が発表されたが、サービス業は含まれていない。マッサージ業界は国から見ると、一般的なマッサージ店と風俗店との区別がつきづらいため、在留許可を出すのが難しいとされる。実習生の受け入れには寮の管理が必要、いろいろな事情を考慮し法人化が有利と考え会社設立に至った」と話す。

 今後はタイで3号店と日本語学校を出店し人材難解消を計画している。「支店間の人材の異動はビザが下りやすい。3号店でマッサージの実務と日本語の接客を学ばせ、希望者を日本へ異動させて人材を確保していきたい。人材確保のベースができたら飲食業とアジアン雑貨を販売する小売業にも挑戦していきたい。本場の調理師を呼べば再びタイ料理店の開業にも踏み切れる」と今後の展望を語る。

 営業時間は12時~24時(日曜は21時まで)。