見沼区のカフェレストラン「Cafe la mano(カフェ ラ マーノ)」(さいたま市見沼区春岡2)が10月3日、ハンドメードイベント「la mano di mercato(ラ マーノ ディ メルカート)」を開催した。
提供されたスペシャルランチ。前菜・パスタ・デザートを用意した
元々料理が好きだったというオーナーの堀口智子さんが、2007(平成19)年10月にオープンした同店。イタリア現地で学んだ手作りの北イタリア料理を中心に提供する。
店名の「mano」はイタリア語で「手」を意味し、手作りにこだわる。提供する料理のほか店の内装・外装の一部も堀口さんやスタッフで自作したという。堀口さんは「大人はもちろん、お子さまにも安心して食べていただけるよう心掛けている。小さなお子さまにおいしいと言っていただけるとうれしい」と話す。
「店内でワークショップの開催はできるか」という作家活動をしている客からの問い合わせがきっかけで、5年前に不定期でワークショップの開催を始めた。イベント開催は今回が初となり、同店スタッフで、作家活動も行う樅山亜希子さんも企画に携わり、さいたま市内を中心に活動する作家8人が出店。参加型のワークショップのほか、マーケットには雑貨やアクセサリー、焼き菓子などが並んだ。タイルを使ったオリジナル作品「maple garden」を手掛ける女性は「記念すべき初のイベントに呼んでいただき、いろいろな作家さんと活動できて楽しかった。お客さんにも喜んでもらえた」と笑顔を見せる。
イベントにあわせ提供したスペシャルランチ(1,500円・事前予約制)は、通常ランチタイムの前菜で提供する南イタリア料理「ババ」をデザートに、カフェタイムで提供する「ブランチワッフル」を前菜にアレンジして提供した。堀口さんは「多くのお客さまがランチかカフェかのどちらかの時間帯にしか来店できないという声を聞いていたので、双方のメニューを楽しめるメニューを試行錯誤した。『ババ』は本来お菓子なので、現地の食べ方も楽しんでもらいたかった」と話す。
事前予約制だったスペシャルランチの予約は全て埋まり「大盛況だった」と堀口さん。「来春には2回目のイベントを開催できれば」と意気込む。堀口さんは「初めて来店されたお客さまも多く、『間口を広げたい』という目標の達成ができたと思う。反省点もあったので、次に生かしたい」とも。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分、カフェ=14時30分~17時。