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大宮の街中に緑増やす社会実験「ストリートプランツ」 街に緑のストックを

OMテラスで展示している

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 街なかに緑を増やす社会実験「ストリートプランツプロジェクト」第2弾のプレゼンテーション展示が現在、大宮駅東口駅前のOMテラス(さいたま市大宮区大門町1)で行われている。アーバンデザインセンター大宮(UDCO)、WOODSMART(ウッズマート)、秀花園の共催。

OMテラスで展示している

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 大宮駅周辺地域を公民連携で「豊かな都市空間」にしようと企画された社会実験「おおみやストリートテラス」プロジェクトの一環。「街路植栽は維持管理に手間を要するが、地域の植木生産者と協働して、民間の力で緑のある楽しいストリート空間を創りたい」というコンセプトの下、第1回は今年3月から6月まで実施し、3カ所に植栽を設置した。

 1回目では、「街にストックする」「自宅用に購入する」の2種類の支援方法があったが、今回は「街にストックする」をテーマに絞っている。UDCOの石黒卓さんは「1回目の設置期間が6月末で終了し、問題なく管理できたため、2回目を開始した。コロナ禍中でも行える取り組みとして、皆さまに広く支援・協力いただけたら」と呼び掛ける。

 WOODSMARTの伊藤司貴さんは「今回の植栽選定では、『都市空間に映えるプランツ』をテーマにした」と話す。深い緑色のブルーブッシュ、ユーカリ、花の咲くムクゲなど、葉っぱや樹形を楽しめる樹種をアクセントとして、「見て楽しめる」植栽を演出する。背の高い植栽を選び、小さな日陰を作ることも期待しているという。

 木製のプランツボックスは湿気による腐食を防げるように高さ調整のできる足を付け、複数のボックスを組み合わせて楽しめるように工夫、小さな丸いテーブルを付けるなど、街の人に利用してもらえるような仕掛けを施した。

 氷川緑道西通線では「おおみやストリートテラス」の一環で地域の飲食を気軽に楽しむ「ストリートランチ」の取り組みも行う。協力するさいたま市都市局都心整備部の職員は「このような店や地域の人たちが直接関わり、公共空間の利活用を探る社会実験は全国的にも広がっている」と話す。

 植栽は、7月27日まで展示・販売され、購入された植栽は、氷川緑道西通線の3カ所で7月28日から10月28日までの3カ月間、設置する。

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