氷川参道近くのポテトとチーズの専門店「Bouquet(ブーケ)」(さいたま市大宮区高鼻町1)が現在、大宮マルイ(さいたま市大宮区桜木町2)に期間限定で「チーズレモネード&チーズティー&シャットのお店」を出している。
岩槻出身で飲食店の経験がある北林知也さんが経営する同店。ポテトとチーズが好きで、ポテト専門店がまださいたまにないことから2019年11月に同店をオープン。いろいろなジャガイモの品種やサツマイモを使ったフライドポテト、コロッケ、チーズティーのほか、チーズをそば粉などの衣で揚げた北イタリア料理の「シャット」も看板メニューとして提供している。テークアウト専門店で、コロナ禍でも氷川参道や大宮公園を散歩する人が寄っていくという。
大宮マルイでの期間限定店では「チーズレモネード」(600円)を提供している。自家製のレモネードシロップ・炭酸を使ったレモネードにチーズフォームをのせ、最後にイタリア産の羊のチーズ「ペコリーノロマーノ」を「追いチーズ」としてトッピングする。北林さんは「チーズフォームに岩塩を振るところもあるが、塩気の多いチーズを代わりにトッピングしているので、塩気に加え風味も増す」と話す。「暑い季節に冷たいレモネードにもチーズフォームがぴったり」とも。
「シャット」(600円~)はイタリア語で「ヒキガエル」に由来し、揚げた形がカエルの足のように見えるところからその名前が付いている。「チーズレモネード&チーズティー&シャットのお店」の店長を務める小柳雄亮さんは「衣がカラりと細長く揚がっているだけでカエルは入っていないのでご安心を」とほほ笑む。「揚げたてを4分以内に食べてほしい。よく伸びるチーズを楽しんでもらえたら」とも。
「コロッケ」(500円)は、北林さんが畑から掘ってきたジャガイモを使い、鱈(たら)を入れたポルトガル風コロッケ。北林さんは「スプーンを使い一口大に丸めて揚げるので、食べやすい」と話す。具材は仕入れにより変わっていく予定という。
小柳さんは「コロッケやポテトやチーズというなじみあるメニューなので、子どもから年配の方までどんな方にも食べやすいメニューで、かついつも食べているものとは合わせる素材が違ったり、珍しいジャガイモの品種だったりと少し違う味を楽しんでもらえる。ティータイムやおしゃべりの合間に楽しんでもらえたら」と呼び掛ける。
営業時間は10時30分~20時。2020年10月25日まで。