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「SAITAMAなんとか映画祭」準グランプリ「パンにジャムをぬること」 大宮で上映会

「パンにジャムをぬること」のワンシーン

「パンにジャムをぬること」のワンシーン

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 「第1回SAITAMAなんとか映画祭」準グランプリ受賞作品「パンにジャムをぬること」が7月10日、清水園(さいたま市大宮区東町2)で上映される。

「大宮ナポリタン」のワンシーン

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 さいたまで映画と食をテーマにした地域活性・住民参加型総合イベントを継続的に行うことを目標に、地元住民らが中心となり企画し2021年3月に第1回が行われた同映画祭。

 京都造形芸術大学映画学科中編制作瀬浪組が製作した同作品は、京都の大学生・琳が耳の聞こえない女の子・すみれと出会い、互いの違いや共通点を見つけながら、あるものを介して心を通わせる物語。同映画祭で上映され、監督・出演者によるコメント、客席の反応を元に審査が行われ、同賞を受賞した。

 今回の上映会では、同作品の瀬浪歌央監督が撮り下ろした短編映画「大宮ナポリタン」も上映する。同作品は、同映画祭を縁に瀬浪監督が大宮の人々とタッグを組み、大宮で3日間撮影し製作した。ナポリタン・大宮駅・氷川神社など、大宮の風景や人々が登場する。主演は「パンにジャムをぬること」の琳役・大塚菜々穂が務めている。

 瀬浪監督は「『パンにジャムをぬること』は、私の耳の聞こえない友人・瀬戸さくらの『障がい者は映画の中でいつも頑張らされている』」という一言から生まれた作品。耳の聞こえない人の日常を知ってもらえたらと、彼らの感覚、発見を心地良く知っていただける作品となっている。それらを体感しに見にきていただけたら」と呼びかける。「『大宮ナポリタン』は、大宮の人々の『懐かしい日常』を切り取れればと思い、大宮の皆さんに向けて製作した作品。普段何気なく見ている風景を映画という形で見ることも、一つの面白さなのでは」とも。

上映は13時30分~(13時開場)。無料。

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