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大宮・氷川参道沿いにシェアプレイス「ハムハウス」 シェア本棚の準備始まる

ハムハウス代表の宮本恭嗣さんと創業メンバーの直井薫子さん

ハムハウス代表の宮本恭嗣さんと創業メンバーの直井薫子さん

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 地域・本・食のシェアプレイス「ハムハウス」が4月30日、商業施設とオフィス、観光拠点から成る複合施設「Bibli(ビブリ)」(さいたま市大宮区高鼻町2)1階にプレオープンした。

旧大宮図書館時代には入れなかった場所に並ぶ本棚

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 公民連携を行うさいたま市のPPPコーディネーター、宮本恭嗣さんらが企画・運営する同施設。旧大宮図書館の施設再活用である「ビブリ」の立ち上げに関わった宮本さんは「立ち上げ後も民間企業の立場としてこの場所に関わりたいと思った」と話す。

 ハムハウスは地域・本・食の3つの分野のシェアリング施設運営を予定しており、第1弾としてシェア本棚の「ハムブック」がスタートした。

 シェア本棚のオーナーは棚を借り、自分の好きな本、紹介したいものを自由に置くことができる。本は誰でも閲覧・購入が可能で、会員になると本を借りることができる(月額500円)。本を介したコミュニティーを生み出そうという試みだ。

 プレオープンではクラウドファンディングのリターンとして、オーナーとなった40人のシェア棚の準備が始まった。オーナーには地元のカメラマンや映画監督、ミュージシャン、公務員などがいるという。

 創業メンバーでデザイナーの直井薫子さんは「単なる客とサービス提供者にならない関係を作っていきたい」と話す。オーナーからの意見を施設運営に反映していくほか、後から関わる人もコミュニティーに入れるよう、スタッフが常駐し、オーナー同士のコミュニケーションをサポートしていく。

 直井さんは「旧大宮図書館の利用者だった人や本の虫と言われるような人に来てほしい。本のある風景を、この場所に残していきたい」と意気込む。

 同施設に続き、「地域」「食」の施設として、キッチンカーの拠点となる「ハムクック」、公務員バイヤー選りすぐりの商品を販売する「ハムショップ」のオープンを予定している。

営業時間は11時~18時。棚利用料は月額3,300円(税込)。月曜定休。

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