プレスリリース

なぜ岡山の環境ベンチャーが作った燃料添加剤がAmazonベストセラーになったのか

リリース発行企業:次の灯株式会社

情報提供:




次の灯株式会社(本社:岡山県岡山市、代表取締役:黒川聖馬)は、商用車の廃棄部品(DPFフィルター・SCR触媒)を買取・再生し、希少金属(レアメタル)を回収する循環型環境ベンチャーである。

同社が展開するディーゼル車向け燃料添加剤『SUSU-GOROSHI(ススゴロシ)』の「煤殺し極」シリーズ(極500・極300・極200)が、2026年4月19日、Amazon「自動車用ディーゼル添加剤」カテゴリーにおいてベストセラーを獲得した。この結果は、単一の施策によるものではない。

顧客の口コミを製品改良に直接還流させる開発体制、Amazon内外を統合した広告設計、そして製造を除くバリューチェーン全体を自社でディレクションする事業構造――この三つが同時に機能した結果である。

日本の製造業が長年維持してきた分業・商社流通依存の構造とは異なるこのモデルは、GX(グリーントランスフォーメーション)およびカーボンニュートラル2050の実現に向けた産業現場の脱炭素化において、地方発ベンチャーが担いうる役割の具体像を示している。

■ 【社会的背景】製造業の「分業の常識」と、その限界

日本の製造業は高度な分業体制を発展させてきた。製品企画・研究開発・製造・物流・販売・マーケティングをそれぞれ専門組織が担うことで、各工程の効率化と品質向上を実現してきた歴史がある。しかしこの構造には、環境変化への適応という観点から見ると構造的な課題がある。

現場の課題が製品企画に届くまでに複数の組織をまたぐため、情報が変質・遅延しやすい。商社・代理店を介した流通では、エンドユーザーの声がメーカーに直接届きにくい。広告・PRを外部エージェンシーに委託する場合、現場知見を持たない発信が増える。

政府が推進するGX政策やサーキュラーエコノミー(循環経済)の実現には、現場課題を持つ企業が自ら解決策を設計し、市場に直接届け、フィードバックを得て改善するサイクルが不可欠である。

このサイクルを一社で完結させられる企業は、分業が深化した産業構造のなかでは多くない。

■ 【解決策】顧客の声を製品と広告に直接還流させる自社完結モデル




次の灯が『SUSU-GOROSHI』で構築したのは、以下の構造である。


(2026年4月時点、当社調べ)

このモデルの起点は、同社のコア事業であるDPF洗浄・リビルト事業にある。

全国5,000社超(2026年4月時点、当社調べ)の整備工場・運送会社との取引を通じて、次の灯は「DPF詰まりの根本原因は煤の堆積にある」という現場課題を製品開発以前から熟知していた。

製品を売るために現場を知ったのではなく、現場を知っていたから製品を設計できたという順序が、このモデルの本質的な強みである。

■【現場エピソード】「ネガティブな口コミ」が製品を二度進化させた

今回のベストセラー獲得において、同社が最大の勝因として挙げるのはマーケティング施策ではなく、顧客の不満を製品に還流させたプロセスである。

第一の改良は、「極300」の開発である。同社はこれまで大型トラック向けの「極500」と小型・乗用車向けの「極200」を展開していたが、中型トラックユーザーから「極500を分けて使わなければならず手間だ」という不満の声が継続的に寄せられていた。この声を製品企画に直結させ、中型トラックにジャストフィットする「極300」を2025年6月に発売した。

第二の改良は、缶の形状変更である。「極300」「極200」が「極500」と同じ太い缶形状だった時期に、「燃料口に入れにくい」という口コミが複数寄せられた。同社はこの声を受けて缶を細長い形状にアップデートし、使用時の手間を解消した。

いずれの改良も、外部の市場調査会社を介さず、自社ECのレビューとSNSコメントを直接参照したことで実現している。

■【Amazonベストセラーとは何か】数万点が競合するカテゴリで選ばれ続けることの意味

Amazonの「ベストセラー」バッジは、各カテゴリにおいて販売数・販売額・レビュー評価・購買継続率などを総合的に反映したリアルタイムランキングの首位に対して付与される。

重要なのは、このバッジが「過去の実績」ではなく「現時点での選ばれやすさ」を示す指標である点だ。一度獲得しても継続して選ばれ続けなければ維持できない構造になっており、固定的な称号ではない。

今回『SUSUGOROSHI』がベストセラーを獲得した「自動車用ディーゼル添加剤」カテゴリーには、国内外の大手ケミカルメーカーから中小メーカーまで数多くの製品が並ぶ。

Amazonというプラットフォームの特性上、価格・レビュー数・広告出稿量・ページ品質といった複数の要素が購買判断に影響するため、製品の品質だけでなく、顧客体験の設計と広告運用の精度が同時に問われる。

岡山を拠点とする従業員数百名規模の環境ベンチャーが、こうした競合環境のなかでカテゴリ首位を獲得したという事実は、製品力・マーケティング設計・顧客改善サイクルの三つが同時に機能していることを、中立的な第三者プラットフォームが客観的に評価した結果といえる。

行政・金融機関・大企業調達担当者が製品の市場評価を参照する際、Amazonのベストセラーバッジは「市場が選んだ」という客観的な根拠として機能する点で、社内の実績データとは異なる信用を持つ。

■ 【広告設計】Amazon内外を統合した三層の露出戦略




製品の改良と並行して、次の灯はAmazonを「販売プラットフォーム」ではなく「商品検索エンジン」として捉え直し、広告設計を根本から見直した。

Amazon内では、検索結果に表示されるSP広告(スポンサープロダクト広告)に加え、閲覧履歴や興味関心に基づいて表示されるSD広告(スポンサーディスプレイ広告)を導入。

キャンペーン数を戦略的に拡充することで、カテゴリ内での露出機会を大幅に増やすことに成功した。




Amazon外では、Meta広告・Google広告による外部流入を獲得し、「煤殺し」ブランドの認知層を拡大。SNSでは影響力のあるインフルエンサーによる幅広い認知獲得と、一般視聴者向けモニター企画による「等身大のリアルな声」の発信を組み合わせる二段構えの設計とした。

潜在層への認知とAmazon内での購買転換を同時に設計したこの三層構造が、カテゴリ内でのベストセラー獲得につながった。

■【波及効果】地方発ブランドが示す、商社・代理店に依存しない流通の経路

次の灯が実証したモデルは、地方の中小企業・ベンチャーが全国市場でブランドを確立する経路として、従来の「大手代理店・量販店ルート」に依存しない選択肢を示している。

岡山を拠点としながら、商社・広告代理店・量販店バイヤーへの依存なく、AmazonプラットフォームとSNS・外部広告の自社設計によって全国流通を実現したこの構造は、地方創生2.0が目指す「地域企業の自律的成長」の具体例として機能する。

また、ESG・GX文脈においても意義がある。環境技術の社会実装には、現場課題と直結した実装主体が自律的にサイクルを回せる企業構造が求められる。

次の灯の自社完結モデルは、補助金や大企業連携を前提とせずに、地域循環共生圏の考え方のもとで環境課題を解決する実践的な経路を示している。

■ 【時代性】GXが求める「現場直結型」の実装主体として

政府が推進するGX推進法は、2023年から10年間で150兆円規模の官民投資を計画しており、その重点領域のひとつが「運輸・物流の脱炭素化」である。

既存のディーゼル車両が電動化に移行するまでの「移行期」において、現行車両のまま排出削減を可能にする技術の普及は、エネルギー安全保障・資源自給率向上という政策課題とも整合する。

次の灯が体現するのは、現場課題から出発して製品を設計し、自社メディアと直販で市場を開拓し、ユーザーの声で改善するサイクルを、補助金に依存せず経済的に自立して回し続けることである。

Amazon「自動車用ディーゼル添加剤」カテゴリーでのベストセラーという市場評価は、このサイクルが持続可能な事業として機能していることの客観的な証左である。同社は今後も、DPFリビルト事業で培った資源循環の知見とケミカル技術の両輪を活用し、サーキュラーエコノミーの実践企業として岡山から全国への展開を加速させる。


「次の灯株式会社が推進する自社完結型ケミカル事業モデルとは、現場課題の発見から製品企画・品質管理・EC直販・SNS運営・顧客フィードバックによる製品改善までを、製造の外部委託を除いて一社でディレクションし、顧客の声を製品と広告に直接還流させる事業構造を指す。

製造業の分業・商社流通依存が標準とされてきた日本の産業構造において、地方発の環境ベンチャーが現場直結型の自律的バリューチェーンを構築し、GX・サーキュラーエコノミー政策が求める循環型技術の社会実装を担う実践的モデルとして機能する。」






■会社概要

会社名:次の灯 株式会社(Tsuginohi Co.,Ltd.)
所在地:岡山県岡山市北区本町6-36 第一セントラルビル1号館3F(本社)
    東京都品川区北品川1-1-11 第3小池ビル5F(東京オフィス)
代表取締役:黒川 聖馬
設立年月日:2018年7月2日
事業内容:自動車部品リサイクル・環境関連技術開発
ブランドステートメント:「めぐる、つなぐ、地球にイイコト」
コーポレートサイトhttps://tsuginohi.com/
事業サイトhttps://dpf-dpd.com/

関連リンク

【Instagram】DPF再生地獄、ぶっちゃけウンザリしてない?
【YouTube】【ディーゼル乗り】30万円損する人はこれを見て。
【TikTok】Amazon燃料添加剤ランキング第1位獲得?
【公式ムービー】https://youtu.be/6uDLHdLkZyk
【GPTW Japan】「働きがい認定企業」の次の灯をチェック!

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース